神の嫁【桃】

２話目 ページ3

夢主side

？「神なんだよね」
『……は？』

ん？神？

なんだこの人、ヤバい薬使ってんじゃね？

？「あ、待って自己紹介してない。俺はさとみ。神です」
『……え、あ、桃瀬Aです。えっと…神っていうのは…？』
桃「そのままだな」
『……頭大丈夫ですか』
桃「待って！？俺ガチで神なんだって！」
『仮に神だとして、なんで神様がいるんですか』
桃「……嫁探し？」
『嫁探し？天界でして下さいよ』
桃「人間じゃなきゃダメなんだよ！」

なんでやねん！

人間じゃなくてもええやん別に！！

桃「お前さ、神の嫁って話知ってる？」
『まぁ…聞いた事はありますけど、興味無いのでちゃんとは知りません』
桃「へー」

なんだっけ、神の嫁って。

確か…

桃「神の嫁。世界中の誰もが憧れるその存在は、神が命を掛けて守り、全てを掛けて愛す…ってやつ」
『神に命なんて無いでしょ』
桃「それな」

軽っ。

この神様軽っ。ヤバっ。

桃「で、その嫁を探しに来た」
『だからってなんで日本なんですか。韓国とか行けば、もっと美人居ますよ』
桃「いいじゃん、俺別に、顔だけじゃないし」
『……さっき、君可愛いねって言ってましたよ』
桃「なにそれ知らなーい」

やべぇなこの神様。

あれ？ちょっと待って？

さっき私さ、この神様に求婚されなかった？

え？マジで？

『ﾁﾗ』
桃「ん？正解」
『なんで思ってること分かったんですか！？』
桃「なんとなく☆」
『怖…』

ヤバいだろこれは。

色々怖いけどさ、神の嫁って凄い事なんでしょ？

やばいね。

桃「って事で改めて…」

神様は、私の頬を両手で優しく包み、クイッと上に上げた。

桃「俺の、嫁になってくんない？」

これは…どう答えるのが正解なんだ！？

相手が神様じゃない可能性だってある訳じゃん？

場しのぎ…も出来そうにないね。

『よ、よろしく、お願いします』
桃「！ふふっ、やった」

神様…基、さとみさんは、私に抱きついてきた。

暖か。

桃「よし！じゃあ報告行くかぁ」
『報告？』
桃「いざ！天界へ！」
『……Ｗｈｙ！？』
໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚໒꒱ 𓏸*˚
【らいたーるーむ！】

待って夢主ちゃん可愛い(っ'ヮ'c)ｳｩｯﾋｮｵｱｱｧ

私の小説にはないレベルのツッコミ技術だ…(？)

やるな…(？)


【次回予告！】

待って待って、天界って何！？

お楽しみに！

３話目→←１話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す