き ページ47
｢へぇ。｣
『さっきっからだって聞いていれば好き放題言いやがって』
よし、集中力も呪力も調子が良くなってきた。
『あ？なんだって？金？顔？そんなんで決めてたらボクは此処に存在しないって』
『見た目がどうとか金がどうとかお前の偏見だろ。この世の人間をそれでしか見た事ないんだろ。金が全てならいいし見た目が全てならそれでもいい。だがそれをボクに押し付けんな。』
『もう一度母親の腹からやり直せよ、まだ産まれたばかりの赤ちゃんの方がまともだぞ。クズ変態野郎。』
｢へっぇーやるじゃん。素敵な褒め言葉。｣
舐めた野郎だ。初対面で何人の事情に踏み入ってくんだよ。
『あﾞーあ、もうめんどくさい。』
もう終わらせよう。
僕は構えて彼に向かって放つ。
『領…』
しかしバシュッと言う音と共に帳が上がる。
『悟。』
空にいるのは悟だった。浮いてる…浮いてんだけど。
｢もう…か。じゃあ俺は帰るよ。｣
そう言って枢は歩いて帰る。
『おい、どこいくんだよっ！！！終わってねぇぞ！』
｢10月31日…、楽しみに待っててね。｣
10月31日？何が起こるんだ？
『は？』
｢また、戦おうね♡｣
『その時は……何としてでもお前を殺す。』
｢怖いね…でも嫌いじゃないよ。｣
僕らの間に不穏な色が出る。
｢A。｣
あいつが消えた頃に悟が来た。
『悟。ボクは大丈夫だ。』
｢嘘つき。もう離さないから。｣
『なっ、あ！！！おいっ！！！』
悟は僕を抱きかかえ、瞬間移動した。
『ボクのこと……考え……ろ』
｢時間ないから、説教は後で聞くよ。｣
何処に着いたのか分からないが、彼の匂いが近くにあるだけで安心する。
僕、本当に悟が好きなんだな。
ラックラックと騒いでいる声が聞こえたり、殺すなやなんやかんや聞こえるが、もう何も頭に入ってこない。
｢コイツには色々と聞かないといけない。死なせちゃダメだよ。｣
あー約30分ぶりの悟。あー堪能。
｢A、待ってて。｣
『何すんの？』
僕を灯篭の傍に座らせた。
｢少し、乱暴しようか｣
そしてどこかに打ったのか分からないが術式、虚式｢茈｣を放った。
何も表せないほどのかっこよさ。誰かの有無なぞ聞かない術式だ。
｢一件落着！｣
『んなわけないだろ』
何がグッドだ。
｢A、髪解けてる。｣
『術師にやられた。』
｢腕怪我してる｣
『術師にやられた。』
｢口調、代わってる。｣
『だから、術師にやられたっt』
何も構わずキスしてくるのは許していいんですか？
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは！リクエストありがとうございます！続編の｢比翼連理な毎日｣の｢求漿得酒｣をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (
レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーや | 作成日時：2021年9月17日 1時
