や ページ33
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｢京極…A……か。｣
面白い男だ。記憶から見える中性的な人間。
あの時に術式を見ていたが、中々面白い。
呪力が潤沢にある訳でもないにもかかわらず術式が2つもあるとは。
空気を操る虚空界操術。
無限のように思えて有限。五条悟と似たところはあるが彼ほどではない。
そしてもう1つの術式。触れたものを分解、構築、集散術式か。
1度解かしたものは使えないと。
｢どうしたのだ。｣
漏瑚。
｢いや、少しばかり厄介でね。｣
｢何がだ？｣
さて何処まで話せばいいのか。
｢五条悟を獄門疆に封する事は難しい事じゃないが、京極Aという呪術師が結構邪魔でね。｣
｢なら殺せば良いのでは無いか？｣
｢出来たらそうしたいね。しかし、それが上手くいくかどうか。五条悟が唯一傍に置いている人物だ。早々に殺したりなどしたら……彼が黙ってないだろう。｣
｢あ、でもそれなら俺らに好都合では？他の人間も殺しちゃうと思うし｣
真人。
｢やりそうだね。全てを破壊すると思うよ。｣
｢あぁ。なるほど……俺たち呪霊も消えるのか。｣
呪霊も人間も関わらずに殺しにくるだろうね。
嗚呼、愛って怖いねぇ。
｢そういう事。｣
｢地球消滅する？｣
｢わからないが、彼ならせざるを得ない。彼の暴走は見たことはないが、きっと地球半壊するだろう。｣
｢なるほどなぁ。｣
彼がこちら側に立てば有利になるのは当たり前。
ま、そんな上手くいく事もないし、十中八九無理だろう。
｢待った……。｣
いいや、彼と戦わなければ……
｢どうしたんだい？｣
｢京極Aを利用させてもらおう｣
｢そりゃまたどうやって？｣
｢そこは任せてくれ。私がする。｣
｢わかったよ｣
｢所でなんだが……京極Aってどんな奴なんだ？あん時はいなかっぞ。宿儺の器と五条悟しか。｣
｢確かに。あの五条悟が唯一傍に置く人間なんでしょ？｣
｢一言で表すと……儚い……かな？傍に置いてると言っても、ずっとでは無い。｣
｢ほぅ。｣
｢へぇ。｣
｢ま、いつか会えるさ｣
｢そうだね。じゃあ今からボードゲームでもするかい？｣
｢あぁ、いいとも。｣
大した人間だよ京極Aは。
この体にまで虜にするのだから。
お願いだから騙されてくれよ。
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは！リクエストありがとうございます！続編の｢比翼連理な毎日｣の｢求漿得酒｣をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (
レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーや | 作成日時：2021年9月17日 1時
