お ページ31
「まずは挨拶でしょう。初めまして虎杖くん。」
お辞儀をする健人を見て、同じようにお辞儀をする悠仁くん。
「私が高専で学び気づいた事は……呪術師はクソという事です。」
ポクポクポクと言う音がリズムカルに脳内に流れた。
「そして一般企業に働き気付いたことは労働はクソという事です。」
「そうなの?」
うんと言いたいが、僕も虎杖くんと同じ思いだった。
拾われた日からずっと呪術師の世界だったから、一般企業とかよく分からなかった。
暗いねとか話してる2人は放っておこう。
「虎杖くん、私と五条さんが同じ考えてとは思わないでください。」
全く正反対の意見してそうだけど(性格も)
「私はこの人を信用してるし信頼している。」
また悟はドヤ顔している。
「でも尊敬はしてません」
『あはっ』「あ゙あ゙ん?!」
本気で笑ってしまった。悟は怒ってる。
「A…覚えとけよ(2回目)」
げっ……これはやばいかも?
健人は悠仁くんの事を呪術師として認めている訳では無いらしい。
まぁ、誰もが悠仁くんを認める事なんて出来ないよね。
僕は悠仁くんの中にいる両面宿儺がどんな呪いなのかもそれほど定まってない。
怖いし強いのは知ってる。僕じゃ歯が立たないのもわかる。
祓うことになったら頑張って戦うよ。
「でも俺は強くなるよ。強くなきゃ死に方さえ選べねぇからな」
死に方……。
僕は今も昔も変わらず死に方を選んだ考えなんてしてこなかった。
生きる理由と生き方を問いた事は何度もある。
しかし、死ぬ理由は考えた事もなく、死に方を考えた事すらない。
生きる事に価値をつける事もせず、死ぬ事にも必死にならず。
ただただボーッと呪霊達を祓っていた。
___
"『そこまで対した人間じゃn……なにしてるの。』"
"「別に……なんとなく。」"
"『早く離れてよ』"
"「嫌だ。」"
___
思い出す過去。
離れないって言ったくせに最終的に離れたの傑の方だけど。
『ばかやろ……。』
「?A先生なんか言った?」
『あっ、何でもないよ。』
声に出していた事すら気づかなかった。
悠仁くんの声がけで気づいた。
でもまぁ、健人な大丈夫かな。
信頼と信用、僕は両方してる。
「とりま、七海ィよろしくー!」
『気をつけてね。』
彼らを見送った。
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『スミマセンテマシタ』
「A、覚悟は?」
『ぅー……。』
「Aー?」
『悟…痛くしないで?』
「っ……わかった。優しくする」
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは!リクエストありがとうございます!続編の「比翼連理な毎日」の「求漿得酒」をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょーや | 作成日時:2021年9月17日 1時