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彼、虎杖悠仁は死んだらしい。
僕と悟は別の任務があった。悟は出張だけど。
僕はそこまで対した事じゃなかったからすぐ終わった。
だからそのまま彼らの所に行けば良かったと後悔した。
「特急相手、しかも生死不明の5人の救助に1年派遣は有り得ない。」
また、なんか考えてる。
この時の悟は嫌だ。渦が酷すぎる。
「Aを泣かしてるし…犯人探しも面倒だ……。
"上の連中、全員殺してしまおうか" 」
何考えてるのといつも思う。
彼の呪いと対面しながらも、彼にしがみつく。(←震えてます。)
「珍しく感情的だな。Aが怖がってるぞ。」
部屋に入ってきたのは、医師の家入硝子さん。
この前僕を治してくださった方。
「随分とお気に入りだったんだな彼。」
声しか聞けないけど、悟の感情は収まった。
「僕はいつだって生徒思いのナイスガイさ。」
「それ、Aの前で言うんだ。」
「あ」
震えに震えまくってますが、ちょっとしたヤキモチは出来た。
『別に気にしてないよ。それに悟より僕の方が生徒思いだから。』
「ヤキモチとか可愛いんだけど。」
そう言って抱き締める力を強める。
『痛いっ!痛いから!っ………。』
痛いんだけども、骨折れそうなんだけどもちょっと待ってと思う所が…どことは言わん。けど、ちょっと待ってなんだ。
『さ、悟っ…ちょ』
「はいA、ちゅー♡」
『っ?!』
チュッというリップ音と共に優しい口付けをされた。
不意打ちを食らった。
恥ずかしい……ああぁ恥ずかしい。
顔を見られないように頭を悟の胸に押し当てた。
「照れてるー可愛いー♡顔真っ赤!」
『ぃ…ぅな!!』
楽しまないでよ!こちとら恥ずかしいんだから!!こんにゃろ!!
「Aをいじめるのはいいが、あまり伊地知をいじめるな。私たちと上の間で苦労してんだ。」
え?硝子さん?え?今"Aをいじめるのはいいが"って言った?
「男の苦労なんて興味ねーっつーの!」
『僕も男!!はぁ…硝子さん、僕もいじめちゃいけないんですよ。悟に言ってくださいよ!』
「で、コレが宿儺の器か。」
スルースキル発動した硝子さん。
トホホ…。
でも……そこに宿儺の器がいたとしても、虎杖悠仁には変わりはない。
やっぱり辛いなぁ。
会ってほんの少しだけども…色濃かったんだよなぁ。
ラーメン食べたり、料理したり、勉強教えたり。
また誰かがいなくなるのは嫌だよ。
あぁ、眠い。
悟の傍なら(腕の中)、安心出来る。
このまま寝てしまおう。
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは!リクエストありがとうございます!続編の「比翼連理な毎日」の「求漿得酒」をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょーや | 作成日時:2021年9月17日 1時