る ページ12
「知恵を付けた獣は時に残酷な天秤を突きつけてくる。
"命の重さをかけた天秤"をね」
命の重さ……ね。
『ん?』
「お」
話してる間にビルの窓から変な獣が飛び出てきた。
どう見ても呪霊だけども。
「祓います」
恵くんが立つが悟がそれを止めた。
何か来ると予想していた?
「オ゙ッア゙ァアァア」
変な獣が変な奇声を上げて消えていく。
「いいね、ちゃんとイカレてた」
なるほど、野薔薇ちゃんの術式も伸びしろがありそうで素敵だね。
『悟』
「ん?どうした?」
『頑張ろうね』
彼の大きな手にちっぽけでひんやりとした僕の手で包み込んだ。
「……何この可愛い生き物(うん。そうだね。)」
『言ってる事と思ってること反対だよ?怒るよ?』
「え」
無視して、呪霊退治をしていた2人が帰ってきた。
と思ったら子供がいた。悠仁くんが抱えてる。
迷い込んじゃったのかな…?
送り届けよう。
___
そして無事送り届け、2人のイカレ具合がわかった。
「子供は送り届けたよー。今度こそ飯行こうか。」
悟の奢りか?
悠仁くんと野薔薇ちゃんはちょっと浮かれてる。
恵くんは……拗ねてる。
『恵くん?』
「?…どったの、伏黒。」
「別に」
「出番がなくて拗ねてるの」
「プップー子供ー。」
なんて、4人の騒ぎ声。
昔を思い出すなぁ。
『…………。』
この時がいつまで続くのだろうと考えるけども、呪いと戦ってる以上は無理だと答えが決まってる。
だけどもこの一瞬を忘れないで次のために頑張ろう。
そう心を緩くする事が出来るんだ。
"「A。______。」"
『…………っ』
僕の
______________________________
『………なんでこんな時に僕はいなかったんだろう。』
あぁ、何度目の涙だろう。
「Aのせいじゃないでしょ」
僕の背中をさすってくれる恋人は優しい。
『でも分かってたんだから…共犯だよ。』
そうだ、前知で分かってたんだから。この出来事が未来か過去かどっちか分かんなかったけど、どこかで何かがあったのには変わりはない。
「Aは責めすぎ。Aは悪くない、僕が言うんだから。」
『でも……でもっ!「いい加減その口閉じないとキスするよ?」っ……。』
言おうとした事分かってるのかそんな事言われたら黙るしかないじゃん。
「わざとでしょ」
悟は僕を撫でながら彼に話かけた。
何の話かって?
それは__
"虎杖悠仁の死について"
だよ。
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは!リクエストありがとうございます!続編の「比翼連理な毎日」の「求漿得酒」をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょーや | 作成日時:2021年9月17日 1時