呪いの子�� ページ8
「後ろにご注目！！僕達から見て右が、副担任の夏油傑。体術なら彼に指導を頼むように！」
「よろしく」
悟にそう紹介されると、
彼はポケットに突っ込んでいた手を出して、
ヒラヒラと手を振った。
確かに体術なら、傑かな。
呪具の扱いにも慣れているみたいだし。
そして、次は俺に視線が注がれる。
「そして、同じく副担任の天童A。
憂太や里香ちゃんと同じように、
僕と将来を誓い合った仲だよ」
『誓ってねーよ。…ま、よろしく』
ふざける悟をギロリと睨んでから、
ぺこりと頭を下げる。
存在しない記憶やめろ。
「僕を含めた三人は特級呪術師だから、
困ったら何時でも呼んでね☆」
乙骨の肩に手を置き、
キラーンと白い歯を見せる悟。
彼は「特級…」と呟きながら、
俺らを見た。
まぁ、特級がどれくらいなのか、
まだ知らないと思うけど。
「さて、ここからは悟の仕事だ」
『ん？あぁ』
ポンッと傑が俺の肩に手を置く。
そっか、次は呪術実習の時間か。
副担任の俺と傑だが、腐っても特級なので、
授業にはほぼ参加しない。
つか、その時間を任務に回せと言われた。
だから、授業に参加するのは悟がいない、
尚且つ授業内容の危険度が高い場合のみだ。
俺と傑は教室から出る。
『傑、この後の予定は？』
「あいにく、任務だよ」
『俺も〜』
傑は嫌そうに首を左右に振った。
奇遇だな、俺も任務だ。
ま、すぐに終わりそうな簡単なものだけど。
…帰るのは夕方になりそうだな。
ここにも戻らず、直帰するかも。
『…あ、』
「ん？」
俺はウエストポーチを漁り、
がばっとソレを取る。
あった、あった。
『はい、飴』
ころんと手の上を転がる飴を傑に渡す。
術式でまっずい呪霊玉を飲み込まないといけない傑は、
任務が終わるとフラフラと俺を探しては、
飴を貰いに来るのだ。
今日はここで会えないから、
先に渡しておこうと思って。
『今日はここに戻ってこねーからよ。
ほい、メロン味』
「…そっか。ありがとう」
『おう』
ある任務であげてから、
ずっと続いてるけど、まさかここまでくるとは。
まぁ、飴選び楽しいからいいけど。
『じゃ、任務頑張れよ』
「あぁ、そっちもね」
『ん、』
フラフラと手を振り、
高専の出口へ歩く。
さて、もう少し頑張りますか。
「…(Aに会うための口実だったんだけどな)」
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Moon(プロフ) - 続きよろしくお願いしますm(_ _)m (7月21日 16時) (
レス) @page29 id: 95380bd188 (このIDを非表示/違反報告)
ナン - 本当にずっと大好きです！ずっと待ってます！ (2022年9月25日 7時) (レス) id: 4fd43f08d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ - 本当に大好きで、1年くらい前から何周もして見させていただいておりました。もっかい見たくて久々に来たけどまだとまってるぅ泣いつまでもつづきまってます！！！ (2022年8月9日 3時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 完結済みなのでしょうか...?私はこの作品がとても好きで何回も見にきては更新を楽しみにしています。現実の方でも忙しいと思いますが頑張ってください！！ (2022年5月29日 21時) (レス) id: b108857f79 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭 - この作品は完結済みですか？大好きな作品なので、続きがすごく気になります！ (2022年5月20日 17時) (レス) @page29 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年3月7日 15時
