実はあった話�２甬酳� ページ9
じぃとこちらを見つめてくる少年。
ひぇえ…めっちゃ綺麗な顔してんな。
男…だよな？
なんか、パッと見ただけじゃどっちか分からない。
まぁ口調的に女の子ではないと思うんだけど。
てか、白髪って存在するんだ。
『えっと、俺になんか用？』
急にやってきた少年。
わざわざ襖を開けたんだ。
それなりの理由があるはず。
そう思って聞くが、
聞かなければよかったと後悔した。
「お前みたいなやつに、
この俺が用なんてあるわけないだろ」
『…あっ、そう』
…なんかすんません。
……じゃあ、なんで来たんだよ。
そう思いながら、髪をガシガシとかく。
『…はぁ。ここ俺の部屋だから、出てってよ』
「はぁ？なんでお前に、
指図されなきゃいけないんだよ」
『…俺の部屋だから？』
「意味わかんないし」
…こいつ、顔のわりに頑固だな。
お人形みたいに可愛いのに。
黙ってたら可愛いってやつだな。
すると、開いた襖の方から声が聞こえてくる。
「___様___ど__にいった__？」
「必ず__せ_みつ__だせ_」
『！！』
全部は聞き取れないが、
バタバタと足音を立てながら、
誰かがこちらに向かってきている。
ふと、母に言われた言葉を思い出す。
��くれぐれも外には出ないように、
悟られないように静かに過ごしていなさい��
…バレたら終わる。
面倒な事は嫌だ。
俺は急いで少年の手を掴むと、
中に引き入れて、襖を閉める。
「__おい！！」
『しっ…！』
騒いで煩いとか、なんで外へ出たとか、
言われるのやだし。
だから、少年の口を手で覆った。
もごもごと彼の口が動くのが少しくすぐったい。
「_悟様！いませんか！？」
「坊ちゃん！」
バタバタという足跡に混ざって、
部屋の前でそんな声が聞こえた。
誰かを探しているのか？
「…」
『…行った……？』
そろりと少年の口から手を離し、襖に耳を当てる。
あのうるさかった足音が遠のいていく。
…ふぅ、よかった。
「…おい」
『へ？』
そう呼ばれて、
少年を自分の腕の中に
閉じ込めているのに気がついた。
キラキラと綺麗な白い糸が目の前で揺れ、
海のような瞳がじぃと俺を見つめる。
その時、男ということを忘れ、
カァッと顔が熱くなった。
『あ、ご、ごめんっ…！』
「…お前、」
バッと少年から離れる。
だが、少年はずいっと俺に近づいてきた。
トンッと壁に背中があたる。
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ユキノシタ(プロフ) - 卒業おめでとうございます！ (2021年3月7日 15時) (
レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» その為高専生には卒業後呪術師になるまで一年猶予が与えられる"との旨がこれまたサラッと書かれています。(長文ごめんなさい) (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» 東堂が来た時に伏黒君と野薔薇ちゃんがサラッと言ったので忘れちゃったのかもしれませんね…！因みにpixiv辞典には"元々五年制だったが最後の一年は任意だったので四年制になった。 (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッピ(プロフ) - ッピ増やしました元ピッピです。高専って四年制だったのかぁ (2021年3月2日 17時) (レス) id: ae135d7734 (このIDを非表示/違反報告)
たわし - 今思うと伊地知のbl少ないよね (2021年3月2日 6時) (レス) id: 9c3bc33af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年1月17日 11時
