先へ�� ページ35
『でも目隠しまでする必要ある？』
前々から思っていたけど、
目隠ししながら道歩いてたら不審者じゃない？
絶対一日に一回は職質受けてるよな？
すると、傑はふるふると首を振りながら、
俺に悟の目隠しを取ってみろと言ってきた。
俺は肩を組む悟の目に巻かれた包帯をとる。
するりと思ったより簡単に取れた。
「あ��？」
『ﾋｪ』
あぁ……なるほど。
この目は怖いわ。
子供泣くわ。
そりゃ、自分の喋り方と顔を��怖い��と否定されたら、
今の悟ならキレるわな。
すると、彼は「ﾁｯ！」と舌打ちし、
髪をガシガシかいて、俺から離れる。
「あ��ー、めんどくせぇ！
なんで俺がこんなことしなきゃなんねぇんだよ」
ガァンッと椅子を蹴る悟。
おいおい、物にあたるのは良くないぜ？
俺は倒れた椅子を立て直す。
「A」
『ん？なに』
傑がチョイチョイと俺を手招きした。
なんだろう、と思って近付けば、
耳元で言われる。コソコソ話か！
「あれじゃあ教師なんて務まらないだろう？
皆手を焼いているんだ。どうにかできないかい？」
『……え、俺が？』
皆が言って聞かせてもだめなら、
俺でもダメな気がするんだけど。
そう言えば、傑はニコリと微笑む。
「大丈夫。悟、好きな子にはとことん甘いから」
『なッ………いや、そうなのか！？』
「うん。無自覚なのかは知らないけど、甘いね」
好きな子には甘いって…。
好きな子って……と、
そこまで考えてカッと顔が熱くなる。
あ、甘かったっけ！？
すると、俺と傑が話しているのに気づいた悟が、
ズカズカとこちらにやってきた。
「あ、てめぇ傑！Aに何してんだよ！」
「別に何もしてないじゃないか」
「いちいち近ぇんだよ！てめぇももっと離れろ！！
見苦しいんだよ！バーーカ！」
『いてぇ！！？これのどこが甘いんだよ！？傑！』
俺の肩を押して、無理やり傑と引き離す悟。
力強いし普通に痛い。
すると、硝子が言う。
「男の嫉妬は見苦しいぞ」
「はぁ！？俺がなんでこんな奴にッ…！」
「じゃあ、私とAの邪魔をしないで貰えるかな？」
『うぉ』
ぐいっと俺の腰を掴んで、引き寄せる傑。
なにこれ、悟に対する新手のいじめか？
そんな俺らを見て、
悟はぐぬぬと奥歯を噛むと背を向けて、
教室から出ていこうとする。
「勝手にしろよ！！」
バァンッと勢いよく教室のドアが閉まった。
おいおい、怒らせてどーすんだよ。
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ユキノシタ(プロフ) - 卒業おめでとうございます！ (2021年3月7日 15時) (
レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» その為高専生には卒業後呪術師になるまで一年猶予が与えられる"との旨がこれまたサラッと書かれています。(長文ごめんなさい) (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» 東堂が来た時に伏黒君と野薔薇ちゃんがサラッと言ったので忘れちゃったのかもしれませんね…！因みにpixiv辞典には"元々五年制だったが最後の一年は任意だったので四年制になった。 (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッピ(プロフ) - ッピ増やしました元ピッピです。高専って四年制だったのかぁ (2021年3月2日 17時) (レス) id: ae135d7734 (このIDを非表示/違反報告)
たわし - 今思うと伊地知のbl少ないよね (2021年3月2日 6時) (レス) id: 9c3bc33af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年1月17日 11時
