募る不安�� ページ22
五条悟は最強。
それを実感した瞬間だった。
すげー…俺、あんなに手こずってたのに、
悟は一瞬で無に返しちまった…。
やっぱ、出来が違うよな。
『…』
「…つ、つーか！いつまでくっついてんだよ！
邪魔くせぇ！離れろ！ばーか！！」
『うぇ』
あの呪霊の攻撃に当たりたくないから、
悟を盾にしていたんだけど、
ぴたりとくっついているのは嫌だったのか、
悟はバッと俺を突き放した。
その時、ズキリと身体のあらゆるところが痛む。
『ｲｯﾀ…てめぇ、まだ傷治ってねーんだよ！
優しくしろ！優しく！』
「は、……いや、お前が弱いからだろ！
俺のせいにすんな！」
いやまぁ、そう言われると、
グゥの音も出ないんですけどね。ｸﾞｩｸﾞｩ。
俺は『いてて』と傷を抑えながら、
呪霊が消えた跡を見る。
その地面はえぐれ、
ビルの壁もぽっかりと穴が空いていた。
外の黒い帳がスゥと消えていく。
『！！』
消えていく帳から見えた青い空。
見えたのは、沢山の建物。
向かいのビルに人影。
人影はビルの屋上のフェンスに、
腕を組んで此方を見ていた。
チャイナ服をきたソイツは、
こちらを眺めてニヤリと笑うと背を向けて去っていく。
以前の記憶が蘇る。
アイツ、この前の呪詛師！！
俺はガッと身体を前に出すと、
大きくあいた穴から、確認するように人影を見る。
「…」
『あの野郎………！！』
今回もアイツの仕業かよ！！
ぜってぇ許さねぇ！！
そう思っていると後ろから肩を引っ張られる。
「おい！落ちてぇのか！！」
『ッ……くそ…』
前のめりになりすぎていたか。
俺は後ろに下がると、
一度ソイツを睨んで背を向ける。
『…そうだ………灰原…！』
呪詛師を気にしている場合でじゃない。
どうせ今追いかけたって間に合わないだろうし。
俺は隣の部屋に移ると、
うつ伏せで倒れている灰原の所へ行く。
『……灰原…？』
ピクリとも動かないソレに、
心臓がドクドクと騒ぐ。
彼の右腕はない。
硝子に治して貰えっかな。
それなら、右腕を探した方がいいかな。
きっと、瓦礫の下に埋まっているから、
探すの大変だな。
『灰原…』
うつ伏せで倒れる彼の身体をゆっくりひっくり返す。
その身体は異常な程に冷たかった。
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ユキノシタ(プロフ) - 卒業おめでとうございます！ (2021年3月7日 15時) (
レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» その為高専生には卒業後呪術師になるまで一年猶予が与えられる"との旨がこれまたサラッと書かれています。(長文ごめんなさい) (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» 東堂が来た時に伏黒君と野薔薇ちゃんがサラッと言ったので忘れちゃったのかもしれませんね…！因みにpixiv辞典には"元々五年制だったが最後の一年は任意だったので四年制になった。 (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッピ(プロフ) - ッピ増やしました元ピッピです。高専って四年制だったのかぁ (2021年3月2日 17時) (レス) id: ae135d7734 (このIDを非表示/違反報告)
たわし - 今思うと伊地知のbl少ないよね (2021年3月2日 6時) (レス) id: 9c3bc33af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年1月17日 11時
