募る不安�� ページ17
そんな感じでダラダラ歩きながら、
話をしているといつの間にか入口にまで来ていた。
ザワザワと木々が揺らめく。
それに合わせるように、
間から太陽の光がチカチカと輝き、
自然と目を細めた。
「このままどこか遊びにでも行くかい？」
傑が階段を一段、ひょいっと降りながら言う。
「俺、ケーキ食べ放題」
『ゲーセン』
「相変わらずな回答だね」
相変わらず、だって。
傑の言葉に悟と顔を合わせる。
『じゃあ、ゲーセン行ってケーキ食べ放題』
「はぁ？食べ放題が先だろ」
『はぁあ？』
グッと二人で睨み合う。
生クリーム重いんだからな！
そんな状態でゲームしたら、
いつもより勝率下がるだろ！
譲れないな！！
『「…」』
「……どっちでもいいだろ」
傑がそうため息をつく。
だが、俺らには負けれない戦いがあるのだ。
譲りはしない。
「『…』」
しかし、その時。
「はぁっ…やっと見つけたぁっ…！」
そう背後からヘロヘロな声が聞こえた。
「『あ��？』」
「ひっ……ｺ､ｺﾜ…いや、あの、一年の伊地知ですけど」
思わず、悟を睨みつけた顔のまま振り向くと、
その人はビクリと肩を震わせた。
黒い髪に黒い目。
正直全くパッとしない男。だがそこがいい。
一年、伊地知潔高。
…でも何の用だろ？
すると彼は自身の携帯を取り出し、言う。
「あ、の…携帯……
見てもらえば連絡きてると思うんですけど…」
『あぁ…俺マナーモードだから……』
「電源切ってたわ」
ポケットに入れていた携帯を取り出す。
それは確かに、
連絡が来ているようでチカチカと点滅していた。
俺らは各々で携帯を開く。
その間、同時に伊地知が説明し始めた。
『…ぇ？』
耳からの情報と目からの情報に、
どくりと心臓が波打つ。
嘘、だろ。
「××で任務中の灰原さん、七海さんから応援要請です。
二級案件でしたが、任務中に特級に変異。
近くにいる術師は応援に迎えとのことです。
尚、灰原さんは右腕と肋骨を損傷し重症…七海さんは…」
「おい！」
「A！」
『ッ……！行かねぇと！！』
伊地知が言い終わる前に走り出していた。
弾かれたように全力疾走でその場所まで足を進める。
油断していた。
原作で死んでいた局面を乗り切ったから、
大丈夫だと高を括っていた。
��俺��がいる時点で原作通りなわけないのに。
『灰原…！』
無事でいてくれ。
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ユキノシタ(プロフ) - 卒業おめでとうございます！ (2021年3月7日 15時) (
レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» その為高専生には卒業後呪術師になるまで一年猶予が与えられる"との旨がこれまたサラッと書かれています。(長文ごめんなさい) (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - ルカさん» 東堂が来た時に伏黒君と野薔薇ちゃんがサラッと言ったので忘れちゃったのかもしれませんね…！因みにpixiv辞典には"元々五年制だったが最後の一年は任意だったので四年制になった。 (2021年3月2日 18時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
ピッピッピ(プロフ) - ッピ増やしました元ピッピです。高専って四年制だったのかぁ (2021年3月2日 17時) (レス) id: ae135d7734 (このIDを非表示/違反報告)
たわし - 今思うと伊地知のbl少ないよね (2021年3月2日 6時) (レス) id: 9c3bc33af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年1月17日 11時
