番外編 ページ48
もしかしたらこんな世界もあったかもしれないパラレルワールドのお話です
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あれから15年が過ぎた
今は亡くなった総統の代わりに跡継ぎのグルッペンが新しい総統となって国を率いている
15年の間にたくさんの仲間に出会った
深夜…
今日は彼女に会いに行く日だ
kn「俺ももうおじさんやな…」
私のことを忘れて幸せになって、なんてAは言っていたが、忘れられそうにない
kn「…A」
上を向いて呟く
A「…呼んだ？」
kn「…！」
思わず勢いよく振り向く
そこにはAがいた
見た目や年齢は異なっていたが彼女の纏う雰囲気は変わらない
kn「A…？」
A「なんか、転生しちゃったみたい…？」
kn「A…！」
強く抱きしめる
彼女の存在を確かめるように
A「ちょ、痛いって！」
kn「あぁ、ごめんな」
ゆっくり腕をどける
A「ごめんね、私、星になれなかったよ」
kn「そんなの気にしてへん」
Aがこの世に存在してくれているということが何よりも嬉しかった
kn「なぁ、もう病気じゃなくなったんやろ？」
A「そうだね」
kn「A…」
A「なーに？」
真っ直ぐ目を見つめられる
kn「…愛しとる、何よりも」
A「…え」
彼女が目を見開く
A「…まだ、私のこと好きでいてくれたの？」
彼女は眉を下げて微笑む
その瞳には涙が浮かんでいた
A「ありがと…！」
A「あの時の返事、もっかいするね…！」
A「私も君のこと…」
A「愛してる！」
kn「…！」
思わず彼女を抱きしめて口付けを落とす
kn「もう、遠慮せんくてええんやろ？」
A「…もう、私まだ未成年だからね！？」
冗談っぽく誤魔化しているが顔を真っ赤だ
A「私の初めて奪った責任、ちゃんととってね…！？」
彼女は口を抑えて顔を逸らす
kn「あぁ、もちろんな」
頬に手を添えて、もう一度口付けを落とした
夜空にはあの時見れなかった流星群が降っていた
終わり←星はただ一つだけ
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いねむり - 読み終わった第一声、「神やん」でした。小説自体に泣くことはあんまりない(かもしれない)ので枕びしょ濡れになることは久しぶりでした。本当に感動する作品ありがとうございます。 長文失礼しました！ (12月26日 2時) (
レス) @page48 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
あ - オリフラたってますよ (10月21日 7時) (レス) @page1 id: 6ab682965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にに | 作成日時：2023年9月3日 22時
