45話 ページ46
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あれから1年…
彼女が亡くなってから1年経っていた
ひまわりの花束を抱えてAに語りかける
kn「…A」
kn「…久しぶりやな」
kn「あれから、Aが言ったように俺は笑うようにした」
kn「Aみたいに、とはいかないけど大先生以外にも、Aのおかげでたくさんの人に慕われるようになったで」
これも全部、彼女が遺していってくれたものだ
kn「俺は、前を向いて笑えるようになったんや」
彼女のわがままは厄介だ
この先の俺の人生に、ずっとまとわりついてくることを言うんだから
私の分まで笑ってなんて言われたら、それは俺にずっと笑っていろと言ってるようなものやないか
記憶の中のAは常に笑っていたんやから
でも、俺はそんな彼女のわがままに付き合う
俺の中に、僅かでも彼女の形が残っている限り、俺は
Aの分まで笑い尽くす
kn「…」
上を見上げる
星空は、深い青に澄み切っていた
その無限に広がる宇宙の彼方には、きらめく星々が点在していた
その輝きは、まるでダイヤモンドのように、まばゆく輝きを放っていた
煌めく星々は、その軌跡を描きながら、静かに流れる夜の空を彩っていた
その美しい光景は、まさに絶景と呼ぶにふさわしいものだった
一等星のベガが輝く
彼女は、星になれたのだろうか
彼女のように、笑顔をつくる
彼女を表す星を見上げてもう一度、名前を叫ぶ
kn「…A！」
遥か遠い、ただ一つの彼女の星
彼女に届くように
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いねむり - 読み終わった第一声、「神やん」でした。小説自体に泣くことはあんまりない(かもしれない)ので枕びしょ濡れになることは久しぶりでした。本当に感動する作品ありがとうございます。 長文失礼しました！ (12月26日 2時) (
レス) @page48 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
あ - オリフラたってますよ (10月21日 7時) (レス) @page1 id: 6ab682965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にに | 作成日時：2023年9月3日 22時
