42話 ページ43
私、いつも君に泣いてるとことか、情けないとこばっか見せてたよね
中庭でね、いつも星を見るとどうしても思っちゃうの
この星はもしかしたら私の最期に見る星かもしれない、って
でね、私は星になろうとしたけど、君は太陽みたいだな〜って思った
初めて君に会ったとき、青空みたいに透き通ってる目に、太陽みたいに輝いてる髪を見てそう思ったの！
あとね、これは最後まで言おうか迷ってたことなんだけど
私、コネシマ君のこと好きだよ
君と初めて会ったときからずっと好きだった
LikeじゃなくてLoveの方だよ？
何で告白を断ったのか、って？
だって、君を縛っちゃうかもしれないしれないでしょ
私なんかを好きになってくれて嬉しかった
そういえば、告白されたとき私のことずっと好きでいてって言ったよね
あのとき言ったこと嘘にして！
コネシマ君には幸せになってほしいの
でも！
たまには私のこと思い出してほしいな
こんなに幸せで、こんなに死にたくなくて、こんなに君のことが好きな女の子がいたんだって
私、死にたくない
もっと星を君と見てたかった
もっと君と出掛けたかった
もっと君の傍にいたかった
もっと、もっと生きてたかった
君と会えないのは寂しいけど、最期まで君と過ごせて嬉しかったよ
いつも君は私のわがままに付き合ってくれてたよね
だから私の最期のわがまま、聞いて！
笑って
いっぱい、いっぱい笑って
私が笑えなかった分まで笑って
私が生きるはずだった人生分のわがままに比べたら軽いものでしょ？
だから、君は笑っていて
あんまり見せてくれなかったけど、君の笑顔に私は惚れちゃったんだから、笑って
責任をもって、笑って生きて
できれば、泣かないで
わがままばっかでごめんね
自分勝手でごめんね
先に死んじゃってごめんね
話したいこと全部話したからこんなに長くなっちゃった
最後まで聞いてくれてありがと
私は幸せでした
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いねむり - 読み終わった第一声、「神やん」でした。小説自体に泣くことはあんまりない(かもしれない)ので枕びしょ濡れになることは久しぶりでした。本当に感動する作品ありがとうございます。 長文失礼しました！ (12月26日 2時) (
レス) @page48 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
あ - オリフラたってますよ (10月21日 7時) (レス) @page1 id: 6ab682965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にに | 作成日時：2023年9月3日 22時
