星が17つ ページ18
きっとAはここにいるはずや
A「あれ？君、しばらく安静なんじゃなかったの？」
中庭にはAの姿があった
kn「いや、そうやけど…」
いつも通りのAに少したじろぐ
A「またなんかあった？」
A「顔が怖いよ？まぁいつものことか！」
いたずらっぽくAは笑う
kn「…」
A「大丈夫？ほんとになんかあったの？」
kn「Aって…」
kn「Aって、もう長く生きてられへんの…？」
A「…」
彼女は、少し下を向き
A「分かんない！」
と、笑って言った
kn「分からへん、って？」
A「去年、検査で病気が発覚してね、一応、余命三年くらいなんだけど」
余命三年…？
A「体力とかに変化がないからいつ、とか分かんないらしいんだよね」
A「明日かもしれないし、二年後かもしれない」
kn「そう、なんや…」
頭が追いつかない
A「だからね！」
A「残り少ない時間を好きなように生きるって決めたの！」
A「ね、一つお願いがあるんだけど…」
A「君、私のこれから生きる分だったはずのわがままに付き合ってくれない？」
Aの為なら…
kn「ええよ、何でもしたる」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いねむり - 読み終わった第一声、「神やん」でした。小説自体に泣くことはあんまりない(かもしれない)ので枕びしょ濡れになることは久しぶりでした。本当に感動する作品ありがとうございます。 長文失礼しました！ (12月26日 2時) (
レス) @page48 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
あ - オリフラたってますよ (10月21日 7時) (レス) @page1 id: 6ab682965f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にに | 作成日時：2023年9月3日 22時
