それぞれの時間 ページ5
A
今日は流星はお休みです。
無理して行かせても、しんどいだけだもんね。
「流星くんー、？」
洗濯を手伝ってもらおうとしたけど、ソファーで寝てました。笑
流星くんと望くんは、真冬の公園でボロボロの服を着て、ベンチに座ってるところを照史が保護した。
望くんが「りゅーを、りゅーを助けてっ泣」って、泣きながら照史に助けを求めたらしい、
呼吸も儘ららない、流星くんは救急車で運ばれて、私たちが急いで病院へかけつけると、40度を超える高熱で緊急治療室に入ってた。
それから、熱が下がって退院。母親は捕まりました。当然です。
でも、流星くんは寝ている時によく過呼吸を起こします。
夢の中でも、最低な母親と戦っているだと思う。
青「ぅ、はぁ、はぁ、…」
「流星くーん、大丈夫だよ。Aだからね。痛いことないよ。すーはー、って、真似できるかな？」
青「はぁ、はぁ、…すっー、ｸﾞｽﾞｯ、はぁ…はぁ、ｸﾞｽﾞｯ」
「そうそう、上手だね。大丈夫。大丈夫。」
背中を摩って、抱きしめると力が抜けていく。
「A、ここにいるから、ねんねしていいよ。」
青「うぅ〜泣」
「大丈夫。ほら、おめめつぶって？」
私と二人きりの時、流星くんはよく赤ちゃんに戻ります。
小さい頃に甘えられなかったから。だから、今､いっぱい甘えてきます。
それを私は受け止めてあげないといけません。
出来るだけ、流星くんが甘えられるように少しでも母親のかわりになろうと努力します。
流星くんは私の愛を受け取ってくれてるのかな？
瞼を軽く撫でてあげて、頭を撫でると、
青「ん…、」
「いいよ。お昼になったら起こすからね？」
多分、お昼過ぎまで寝ます。笑
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作者名：りゅぴ | 作成日時：2017年8月16日 15時
