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緑「不思議やな。俺の体はここに居るのに」




と自分の手を取った。




「…ん、、」




あれ?俺いつのまに寝たんやろ。




とも子ちゃんの言う通り病室に来て…




「とも洋?」




緑「あれ?おかん、?」




母「っ、良かった!目覚めたんやね!」




と涙を流すおかん




あ、、俺元に戻ったんや。




…良かった。




おかんが帰って1人考える。




…ほんまに元に戻ったんかな。




もしかして全部夢やったんやないかって。




するとゆっくり開かれた病室の扉




とも「神ちゃん」




緑「とも子ちゃん!」




とも「ごめんね。私が神ちゃんを追いかけたから」




緑「別にええよ。2人とも無事やったんやから。それより聞きたいことがあるんやけど…」




とも「神ちゃんと私が入れ替わった話?」




緑「あ、やっぱりあれは夢やなかったん?」




とも「夢やないよ。ほんまに入れ替わってた」




緑「ごめん!俺、とも子ちゃんと入れ替わって色々やってもうた」




とも「大丈夫。気にしてないから。それより大毅の事なんだけど…」




緑「っ、」




とも「私と大毅が付き合ってる理由を神ちゃんには話さなきゃと思ってて」




緑「付き合ってる理由?」




とも「神ちゃん私のお腹のところにある傷見てない?」




緑「いや、見てへんよ」




とも「私の体に入ってたのに?」




緑「入ってた言うてもそんな女の子の体見るの失礼やん!せやから目瞑ってお風呂入ったり着替えたりしててん」





とも「ふふw真面目な神ちゃんらしいねwその傷な、昔…幼稚園の時やったかな?大毅と遊んでる時に出来た傷やねん。小さい時やったから結構大きくて目立つ傷で。大毅のせいじゃないのに大毅がずっと謝ってて。俺が責任取る言うて」





緑「…そうなんや」




とも「その時は私大毅の事好きで将来大毅のお嫁さんになれるって喜んでん。でもそんな昔の事忘れて中学生になって。でも大毅はそれを覚えてたみたいで付き合おうって言うてくれた」




俺がしげ達に出会う前にそんなことがあったんや…




しげの言うてた約束ってのは、とも子ちゃんに怪我を負わせた自分に出来ることは、これからずっととも子ちゃんを守る事で。それが2人の約束。

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作者名:あーり | 作成日時:2023年5月6日 22時

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