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…あれ?目を閉じても中々重ならない唇




ゆっくりと目を開けるとニヤニヤしたしげと目が合う




赤「キスされると思ったん?w」




緑「ち、違っ…」




赤「今キスするのは違うよな…」




緑「なんか言うた?」




赤「何も言うてない」




緑「??」




俺達は観覧車を降りそのまま帰宅。




緑「今日はありがとう」




赤「おん!…とも」




緑「ん?」




赤「…好きやで」




緑「っ、、私も、大毅の事す、好き、だよ」




大毅は顔を真っ赤にしている。




多分俺も顔を真っ赤にしていて2人して真っ赤っかだ。




赤「じゃ、じゃあまた学校で」




緑「お、おん」




俺は顔を真っ赤にしたまま家の中へ




しげとのデートは楽しかった。




俺達と居る時とは違うとも子ちゃんだけに見せる表情や態度を見ることが出来たし。




だからこそ、この幸せを手放したくなくなる。




この体はとも子ちゃんのもので俺のじゃない。




しげが好きなのも俺ではなくとも子ちゃんで。




さっきの好きもとも子ちゃんに向けられた言葉。




俺に向けられた言葉やないのに…




緑「とも子ちゃんどこに居るん?俺、とも子ちゃんから奪ってしまいそう」




とも子ちゃんの体もしげの事も。




早く戻らへんと。




「…みちゃん、神ちゃん、神ちゃんっ」




緑「とも、、子ちゃん?」




とも「ごめんね巻き込んで。明日の夜病室に来て。待ってるから」




緑「とも子ちゃっ…!」




ふっと消えたとも子ちゃんに手を伸ばしたところで目が覚める




緑「…あれ夢?」




今のはなんだったんだろう。




本当に明日病室に行けば元に戻るんやろか。




わからない。でも今のままやあかん。




そう思って次の日の夜俺が寝ている病室に向かった。

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作者名:あーり | 作成日時:2023年5月6日 22時

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