好きな人の妹に俺の気持ちがバレていました…

続編 9話 ページ33

帰宅してもこの後流星が来るからソワソワ。


流星が来るのまだ2時間以上先だけど、全然落ち着かへん。


テレビ見ても、ゲームしても全然落ち着かなくて。


とりあえずソファーの上でクッション抱いて座って。


そしたらピーンポーンとインターホンが鳴った。


望「は、はーい」


扉を開けると寒そうな流星が立ってて


流「入っていい？」


望「え、あ、おん」


真剣な表情の流星


流星が浮気してないってわかったけど、流星は俺とAちゃんが浮気してるって勘違いしてるし。


俺、今から振られてまうのかな。


嫌や。聞きたくない。


流「あのさ、」


望「外寒かったよな？温かい飲み物飲む？」


流「あ、おん。その前に望…」


望「あ、お腹空いてへん？何か作るで」


俺は、流星から発せられるであろう言葉が聞きたくなくて逃げてたら


流「望」


ふわっと後ろから流星に抱き締められた。


望「え…」


流「やっと触れられた」


望「りゅう、せ？」


流「バイトの事黙っててごめん。望にクリスマスプレゼント渡したくて。お小遣いで買うのもアリやけど、自分でバイトしたお金で買いたくて」


そうやったんや。嬉しい。流星が俺の為に頑張ってくれてるやなんて。


浮気疑ってた自分が恥ずかしいわ。


望「…ありがと」


流「な、望。」


流星のぎゅっと抱き締める力が強くなって


流「Aのとこ行かんでや。俺のそばに居って…」


望「流星…」


流「俺、望の事大好きやねん。誰にも渡したない。大事な妹にも渡せへん」

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