10話 ページ10
後夜祭に向かう途中で流星に気になってた事を聞いてみた。
重「流星は、いつから俺の事好きなん?」
流「…っ。い、言いたない。……言わなアカン?」
重「おん。聞きたい。もし言うてくれへんならこの後俺ん家行くの無しやなぁ〜」
ちょっと流星に意地悪したくてそう言うたら
流「い、嫌や!シゲん家行きたい…!もぅ言うから…」
俺の家行きたいって言ってくれるのがほんま嬉しくてニヤついてたら
流「…5年前から」
重「…へ?」
びっくりしてニヤケ顔のまま時が止まったわ。
流「せやから、シゲと出会った5年前から」
重「嘘やん…」
流星と出会ったのは中学の入学式。その頃からって、俺が神ちゃんを好きになるもっと前やん!
流「入学式で一目惚れしてん。笑顔が素敵やなって。その笑顔見てたら今までに無いくらいドキドキして。…引いた…?」
重「そんなわけないやん!」
そう言うて流星の事抱き締めて
重「そんな前から好きって思ってくれてたってのにびっくりしたわ。ずっと前から好きでいてくれてありがと。長い間片思いさせてたんやな」
流「ええよ。今、両思いでシゲと一緒に居られるんやから///」
なんなんこの子。顔真っ赤にしてめっちゃ可愛えんやけど!今ここで襲いたくなるわ!
でも流石に我慢して
後夜祭に向かったら神ちゃん達と合流出来て
望「流星どこ行ってたん?まだメイド服やし」
流「あ…」
神「ん?なんで顔赤くなってるん?…シゲまで。あっ!もしかして…」
望「えっ!そういう事!?」
重「…流星と付き合う事になった。」
神「おめでとう!流星ずっとシゲに片思いして俺が相談に乗ってたから付き合えたって聞いて安心したわ」
重「えっ!神ちゃん流星が俺の事好きって知ってたん!?」
神「おん。流星わかりやすくアピールしてたと思ってたんやけど、シゲ鈍感やからなw」
重「マジか…」
望「でもほんま良かったな!長年の片思いに終止符打てて」
流「おん。ありがと」
その時の流星の笑顔は ほんま嬉しそうで可愛くて今すぐ抱き締めたい衝動に駆られた。けど、神ちゃん達居るから我慢して
それから後夜祭を楽しんで終わった後、俺の家に向かった。
流「お邪魔します」
重「テキトーに座って。お茶飲む?」
流「おん」
重「はい」
流星にお茶渡して隣に座ったら
流「なぁシゲ」
重「ん?」
流星が俯きながら次の言葉を発した。
流「お、俺の事…抱ける?」
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作者名:あーり | 作成日時:2018年2月7日 22時