一目惚れしました。 (ページ3)

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3話ページ3

-神ちゃんの家-

淳「それで何があったん？」

神「今日合コンやってんやけど、一目惚れしてもうて」

照「もんちが！？絶対一目惚れとかないと思ってた」

淳「どんな子なん？」

神「笑顔が可愛くて、ちょっと天然で、たまにぼけ～としてて、でもカッコいい」

照「へぇ。ボーイッシュな子なん？」

神「あ…相手は男やねん」

淳「あ～男…男！？」

照「もんちの好きな人男なん！？」

神「おん…」

淳「神ちゃんが男を好きになるやなんて…俺らの影響やろか」

照「可能性はあるな」

そう。この2人は恋人同士。小さい頃から好き同士ってのは知ってたし、2人が高校生の時から付き合ってるから俺は男同士の恋愛に偏見がない。

神「営業部の藤井流星って知っとる？」

淳「あ、営業部の人気者やん。高身長イケメンの。照史がカッコいいってずっと言うてたから知っとる」

照「う…」

淳「照史は藤井みたいなイケメンが好きやねん」

神「え？照史は淳太に嫉妬して欲しくて言うてるんちゃうの？」

淳「は？」

照「も、もんち！？」

神「やって、照史は淳太の事大好きやし。他の人に目移りして淳太にやきもち妬かせたいんちゃう？」

淳「そうなん？照史」

照「うぅ…もんちのバカっ…やきもち焼いてほしいなんて思ってるの恥ずかしいやん///」

淳「ふはっw俺は照史の仕掛けた罠にかかって、やきもち焼かされてたんか。でもそんな事する照史可愛くて好きやで」

照「淳太くん…」

そうして2人の顔が近づいて行って…

神「いくら幼馴染とは言え目の前でキスするの見るの恥ずかしいからここでは辞めて///」

淳「ごめんwで、話戻すと神ちゃんは藤井の事好きになってしまったんやな」

神「おん。でも流星モテるしそれ以前に男同士は無理やと思うし」

淳「わからへんよ。神ちゃんは男が好きってわけやないやろ？」

神「おん…」

淳「神ちゃんが藤井限定で男を好きになったんやったら、藤井も神ちゃん限定で男を好きになる可能性もあるんちゃう？」

照「せやで。諦めたらそこで終わりや。流星を惚れさせよ！俺らに出来ることがあれば協力するし」

神「ありがと」