君からの好きが辛い (ページ3)

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3話ページ3

神「ん…あれ？俺…」

体を起こそうとしたら手に違和感。

神「ん？」

体を起こして手を見ると、手を握ったまま寝ているのんちゃん。

神「えっ！？何でのんちゃんが？」

望「ん…神ちゃん、好き…」

神「…え？」

望「zzz…」

神「寝言？」

寝言でそんな事言われたら俺の事ほんまに好きなんちゃうかって勘違いしてしまいそうになる。のんちゃんはメンバーとして俺の事好きやのに…。

神「うー。ほんま苦しいわ。」

望「ん…。あれ？」

神「あ、のんちゃん起きた？」

望「神ちゃん！大丈夫なん？」

神「おん。大丈夫やで」

望「良かった。さっき急に倒れたからビックリして。」

神「そうなん？あ、のんちゃんが看病してくれたん？」

望「おん！俺頑張ったで」

神「ありがと」

そう言うて空いてる手で頭を撫でたらほんま嬉しそうな顔してた。

望「あ、お粥作ってあるけど食べる？」

神「おん。食べたい！」

望「ほな待っててな。…神ちゃんと手離さなキッチンに行けへんけど、離したない…」

神「なっ…。(子犬のような目をしてそんなん言わんといて///)」

望「でも神ちゃんに早よ良くなってもらいたいからキッチン行ってお粥取ってくる」

そう言うて手を離したのんちゃん。名残惜しそうにキッチンに向かっていった。

神「もぅ、のんちゃん可愛すぎるやろ///」

-数分後-

望「神ちゃんっ、持ってきたで」

神「ありがと」

トレイに乗ったお粥を渡してくれるって思っとったらお粥をスプーンで掬ってふぅふぅしているのんちゃん。

望「はい。神ちゃんあーん」

神「ふぇ！？」

望「口開けて」

神「じ、自分で食べれるからっ」

望「ダメ。ほら、あーん」

神「…っ。あ、あーん///」

俺が食べると満足そうな顔をして

望「美味しい？」

神「お、おん。美味しいで」

望「良かったわ。…はい、あーん」

神「の、のんちゃん？もう自分で食べれるで？」

望「ダメ。俺が神ちゃんに食べさせたいんやから」

神「う…」

それからのんちゃんはお粥が無くなるまであーんして食べさせてくれた。