愛10 ページ10
チャイムが鳴り昼休みになる。
炭「A。少し話があるんだが、いいか？」
『……うん、いいよ。』
にこりと笑顔を貼り付け炭治郎に着いて行くと屋上に着く。
炭「…A。俺に何か言う事はないか？」
静かに、でも威圧感のある声で言われる。
『…特にないけど。お昼終わっちゃうし教室に戻ろう。善逸達が待ってるだろうし。』
そう言って戻ろうとしたが炭治郎に肩を掴まれる。
炭「その顔の腫れはどうしたんだ。」
『転んだ時に物にぶつけちゃって。』
炭「嘘だ。」
ぎりぎりと痛いくらいの力で肩を掴まれ思わず顔を顰める。
炭「煉獄先生に何をされたんだ。」
『何もされてないけど。』
炭「嘘の匂いがする。Aは本当は怯えてる。煉獄先生といる時はいつも悲しみや恐怖の匂いがする。」
『そんな事…』
炭「どうして嘘を付くんだ！！」
肩に炭治郎の爪が食い込み傷に当たる。
炭「どうして、どうしてそんなに怯えているのに、助けて欲しいって言わないんだ！！」
悲しそうに言う炭治郎を見て胸がチクリと痛む。
炭「煉獄先生からは何の匂いもしなかったから何も思わなかったけど、最近Aの匂いがどんどん暗くなっているんだ！！
本当は──」
炭治郎の顔が険しくなる。
振り返ると杏寿郎が腕を組んで立っていた。
杏「2人きりで何を話していたんだ？」
そう言って私に触れようとしたが炭治郎が私を背に庇ったため杏寿郎の手は宙をきる。
炭「煉獄先生、Aに何をしたんですか？」
『だから何もされてないって言ってるでしょ！』
そう言って炭治郎から離れようとするが手首を掴まれる。
ぴくりと杏寿郎の眉が動く。
杏「何を誤解しているのかは知らないが、俺はAに何もしてないぞ！」
炭「嘘だ！なら何故Aからこんなに恐怖の匂いがするんだ！」
杏寿郎に負けじと炭治郎が大声を出す。
炭「もしAが怪我をしている原因が煉獄先生なら、俺は煉獄先生からAを引き離す！」
その時、初めて杏寿郎から笑顔が消えた。
杏「では、それが少年の勘違いだった時はどうやって責任を取るんだ？」
炭治郎がはっとして黙る。
杏「君らは恋仲でも無いのだろう。あまり他人の家庭の事情に口出ししないでくれ。」
炭治郎が悔しそうに俯き下唇を噛む。
杏寿郎は私と炭治郎を引き離すと炭治郎を置いて屋上から出て行った。
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椿(プロフ) - ゆっきぃさん» ありがとうございます！！楽しんでいただけて嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (2019年11月10日 14時) (
レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきぃ - やっぱり最高です…!!!なんかもう炭治郎が目撃しちゃったけどまだ真実バラすなとか思っちゃってます（ヤンデレ最高です…！これからも頑張ってください！！ (2019年11月10日 14時) (レス) id: 103a520591 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 天華さん» そんな事ないですよ。私も書きながらぐへへへ言っている変態ですから…！(｀・ω・´)ｷﾘｯ読んでいただきありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 待って、ヤバい、好き。ヤンデレを見て興奮している私は････変態....！？ (2019年11月9日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - あおさん» ありがとうございます！！これからも楽しんで頂けるよう頑張ります！！！ (2019年11月9日 20時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿
x他1人 | 作成日時：2019年10月19日 16時
