検索窓
今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:584,207 hit

愛7 ページ7

『はぁ、は…ごめ、なさ…』


ひゅー、ひゅー、と息をする度に喉が引き攣る。


ずっと逃げられないように上に乗られているか体のどこかを掴まれている。


杏「何故あの時すぐに答えなかった?」


杏寿郎に聞かれて冨岡先生に怪我について聞かれた時の事を思い出す。


『そ、れは…』


杏「まさか、俺から逃げようだとか考えては居ないよな?」


『そ、んな事、思ってな……』


否定しようとしたが髪を引っ張られ思わず顔を歪める。


杏「じゃあ、何故言わなかった?」



『焦って……ばれる、のが、怖くて…』


杏寿郎が私にさらに体重をかける。

今までの暴力で軋んだ体が悲鳴を上げる。


『んぐっ、はぁ…はぁ……』


涙と唾液と血で顔がぐちゃぐちゃだ。


全身が痛い。


杏寿郎が上から退いたかと思うと脚を掴まれる。

中に何度も吐き出された杏寿郎の欲望が垂れていくのが分かる。


腰を掴まれまた奥まで貫かれる。

ぐちゅ、と液が絡む音がする。


今までは子供が出来ないようにしてくれていた。



──でも、今は。


ごりゅっ、と人間からしてはいけないような音がする。


その度に電流が身体を走り抜け体が仰け反る。


痛い。


気持ちいい。


ふと、炭治郎達の顔が脳裏に浮かんだ。


どぷ、温かい何かが吐き出される。

その瞬間正気に戻る。


『ぅあ、やだ…だめ…』


杏「今、俺以外の事を考えていただろう。」


杏寿郎に首を絞められる。

外そうと手を掴むがびくともしない。


杏「まだ抵抗するか。」


ぱっと手を離される。


杏「なら手加減はやめよう。」


さぁっと血の気が引く。

ずっと手加減していたの?

もう心も体もボロボロなのに。


『もう、もうやだぁ…ごめ、んなさっ…許、して……』


恐怖と絶望で涙が零れる。



でも、彼が聞き入れてくれることはなくて。



杏「愛してる、A。」


また、耳元で愛の言葉を囁かれた。

愛8→←愛6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (460 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1081人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

椿(プロフ) - ゆっきぃさん» ありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しいです!!これからも更新頑張ります!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきぃ - やっぱり最高です…!!!なんかもう炭治郎が目撃しちゃったけどまだ真実バラすなとか思っちゃってます(ヤンデレ最高です…!これからも頑張ってください!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: 103a520591 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 天華さん» そんな事ないですよ。私も書きながらぐへへへ言っている変態ですから…!(`・ω・´)キリッ読んでいただきありがとうございます!これからも頑張ります!! (2019年11月9日 23時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 待って、ヤバい、好き。ヤンデレを見て興奮している私は・・・・変態....!? (2019年11月9日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!!これからも楽しんで頂けるよう頑張ります!!! (2019年11月9日 20時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:椿 x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。