煉獄杏寿郎の歪んだ愛

愛38 ページ38

杏「待たせたな！」





杏寿郎が宇髄先生の家に来て、話し合いが始まった。




し「ですから、Aさんが怪我をしているのは貴方のせいなのではないのですか？」


杏「むぅ！俺は何もしていないぞ！！」




ピキリと胡蝶先生が額に青筋を立てる。




ぎゃんぎゃんと皆で言い合いをしている中、私は俯いて黙って聞いているしか無かった。




伊「A。お前も黙ってないで何か言ったらどうだ。」


『…え。』




皆の視線が一気に私に集まる。





『あの、えっと……私、は……。』





なんて言えばいいのだろう。





し「煉獄さんに何をされたのかを教えてください。」


『……何って……何もされていません。』





そう言う私を見て皆顔を顰める。




し「そんな訳ないでしょう。」




もはや笑顔ではなくあからさまに怒った顔で胡蝶先生が言う。




しかし、その時杏寿郎の携帯が鳴り、全員が一度静かになった。




杏「はい、はい…。わかりました。すぐに向かいます。」




通話ボタンを切り、杏寿郎が珍しく眉を下げてこちらを見た。




杏「父上が、何者かに襲われて刺されたらしい。」


『…え？』


杏「今から会いに行くから、Aを連れて行っていいか？」


し「それなら、早く行って上げて下さい。」





話はまた後日に、と言って杏寿郎に手を引かれ部屋を出て行った。






もう、話し合い以前に、皆に会えなくなる事になるなんて知らずに。






_______________



今回、短くてすみません。


ここまで書いててずっと思っていたのですが、



うわぁ電話がめっちゃ都合よく掛かってくるぅ★



と思いました。


ごめんなさい、これぐらいしか展開を変える方法が思いつかなかったんです。



あと、どうでもいい話なんですが、本当はこの話は続編ができる前に完結させようと思っていたんです。


だけど書き始めたらどんどん色んな展開が浮かんじゃってこうしたい！とか凄い詰めてたら続編が出来そうです。



ここまで読んでくださりありがとうございます！！

コメントも暖かい言葉ばかりでとても嬉しいです！




さぁ、槇寿郎さんが何者かに襲われた！？


皆に会えなくなる、とは！？



杏寿郎と猗窩座の関係は！？



そもそも猗窩座は何を生業としているのか！？




どうなる！？(作者もここまで考えてない。)




これからもよろしくお願いします！！！

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