愛27 ページ27
『はぁっ、はぁっ』
必死に足を動かして逃げる。
家の近くの山の中を走る。
かなり深いところまで来ていて、木にぶつかりながらも逃げ惑う。
途中で転び、膝が擦りむけたが気にせず走り続ける。
どうして。
どうしてこうなった。
_______________
順調に事は進んでた。
逃げる約束の日、家事をしていたら杏寿郎が呼んでると千寿郎から聞き部屋に行った。
部屋の真ん中に杏寿郎が立っていて、あの静かな笑みを浮かべていてぞっとした。
夕陽に照らされ綺麗な金色の髪に影が落ちる。
いつものように黒い眼帯と羽織りを着ていて、どうしたのだろうと思った時、チャキ、と音がした。
杏寿郎の左手には日輪刀があり静かに抜刀しようとしていた。
あ、殺される。
そう思った瞬間、走り出していた。
_______________
肺が痛い。
頭がくらくらする。
はやく。
もっと遠くまで逃げないと。
杏「捕まえた。」
腕を掴まれ向かい合うように抱き締められる。
もう動く気力がない。
脇の下から背中に腕を回されそのまま持ち上げられる。
丁度、杏寿郎とAの心臓の位置が重なるように。
杏寿郎が右手に日輪刀を持つ。
杏「今夜は月が綺麗だな。」
ちゅ、と接吻をされる。
杏「愛してる、A。」
杏寿郎の赫い、燃え立つような焔の刃紋が焼き入れられた刀が振り上げられ────
二人の心臓を貫いた。
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椿(プロフ) - ゆっきぃさん» ありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しいです!!これからも更新頑張ります!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきぃ - やっぱり最高です…!!!なんかもう炭治郎が目撃しちゃったけどまだ真実バラすなとか思っちゃってます(ヤンデレ最高です…!これからも頑張ってください!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: 103a520591 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 天華さん» そんな事ないですよ。私も書きながらぐへへへ言っている変態ですから…!(`・ω・´)キリッ読んでいただきありがとうございます!これからも頑張ります!! (2019年11月9日 23時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 待って、ヤバい、好き。ヤンデレを見て興奮している私は・・・・変態....!? (2019年11月9日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!!これからも楽しんで頂けるよう頑張ります!!! (2019年11月9日 20時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 16時