愛46 ページ46
炭治郎side
Aが居なくなってから3日が経った。
警察も一切痕跡がなく、捜査が難航しているらしい。
──もう、生きていないんじゃないか。
学校ではそんな噂が流れ始め、職員室は殺伐としていた。
煉獄先生もいつも通り授業をしているけど、職員室に戻った瞬間無表情になる。
そんな煉獄先生を見ていると、Aが怪我をした原因は他にあるんじゃないかと思う。
本当に煉獄先生は何もしていなかったんじゃないか。
だって、人を殴る理由なんて恨みぐらいしか無いだろう?
煉獄先生がAを恨んでいたならあんな悲しそうにしないはずだ。
だけど善逸にその話をした時、愛が行き過ぎて暴力になる事もある、と言っていた。
理解出来なかった。
だって、そんなに愛しているならどうして相手を傷付けるような事をするんだ?
そう善逸に言えば、そういう事をする奴がこの世にはいるんだよと言われた。
_______________
家に帰ってから、母にお使いを頼まれた。
目的の物を買おうと道を歩く。
沢山の人でごった返す中、ふと知っている匂いがした。
この匂いは煉獄先生だ。
匂いを辿って歩いて行くと、暗い路地裏に入っていく。
こんな所に居るのか?と思った時、煉獄先生が誰かと居るのが見えた。
何となく隠れて様子を見ると話し声が聞こえる。
杏「──で…………わかっ──……」
よく目を凝らして見ると、もう一人の男に見覚えがある。
あれは──猗窩座!?
髪色とか全然違うけどそれでも分かる。
声を掛けようとした時、
猗「で、Aはあのままあそこに閉じ込めるのか?」
言っている意味が、分からなかった。
なんでお前がAを知っている?
閉じ込めるって?
Aは誘拐されたんじゃないのか?
杏「ああ。Aに上手く洗脳出来てきているしな。あともう少しだ。
. . . .
計画通り、Aを誘拐してくれて助かった。」
計画通り?
洗脳?
煉獄先生はAをわざと誘拐させたのか?
それに言い方からすると猗窩座に誘拐させたみたいだ。
意味が分からない。
猗「はっ、前世からの執着は恐ろしいな。そろそろ時間だ。仕事に行くぞ。」
そう言って煉獄先生と猗窩座が路地のさらに奥に消えて行く。
知ってはいけない事を知った気がして、気づけばそこから逃げ出していた。
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椿(プロフ) - ゆっきぃさん» ありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しいです!!これからも更新頑張ります!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきぃ - やっぱり最高です…!!!なんかもう炭治郎が目撃しちゃったけどまだ真実バラすなとか思っちゃってます(ヤンデレ最高です…!これからも頑張ってください!! (2019年11月10日 14時) (レス) id: 103a520591 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 天華さん» そんな事ないですよ。私も書きながらぐへへへ言っている変態ですから…!(`・ω・´)キリッ読んでいただきありがとうございます!これからも頑張ります!! (2019年11月9日 23時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 待って、ヤバい、好き。ヤンデレを見て興奮している私は・・・・変態....!? (2019年11月9日 22時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!!これからも楽しんで頂けるよう頑張ります!!! (2019年11月9日 20時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 16時