五話 ページ7
そこからはとんとん拍子で進んでいった。
”僕らの家”に着いたら最初に”オールフォーワン先生”という人に挨拶した。なんだか優しそうな人だった。
死柄木「はい、ここがAの部屋ね。最低限のものは揃えてるから、なにか欲しいものがあったら言うんだよ」
『はい、わかりました。死柄木さん』
死柄木「ご飯の時間になったら呼ぶから」
それだけ言うと、死柄木さんは部屋を出た。死柄木さんが出て、一人になった僕は少し仰向けに寝てみた。
(ここが…僕の部屋、か)
そう思うと顔が緩んできて、自然と笑っていた。
『ふふっ、ふふふっ//////』
しばらくコロコロと転がっていたら急に眠くなってきて、寝てしまった。
死柄木「Aー、ご飯だよー」
『…ふぉおっ…すみません、寝てたようです…んんっ、んぅ〜っ』
死柄木「じゃあ一緒に行こっか」
『ふぁあ〜い…死柄木さん、すっごい笑顔ですけど、何かあったんですか？』
死柄木「ん〜？別に何でもないよー？」
黒霧「来ましたね、A」
『遅くなってしまってすみません、黒霧さん。…黒霧さんもすっごい嬉しそうですね』
黒霧「そんなことはありませんよ。さあ、ご飯が冷めます。どうぞ食べてください」
黒霧さんが出してくれたのは、とってもおいしそうなハンバーグだった。僕はあの家ではろくなものを食べさせてもらえなかったし、見ることもあまりなかった。お腹がきゅううっと鳴って、今日は何も食べていなかったことを思い出す。
『いただきまーす！』
死柄木「よく噛んで食べるんだよ」
『はい！…ﾓｷﾞｭｯﾓｷﾞｭｯﾓｷﾞｭｯﾓｷﾞｭｯ…、』
黒霧「味の方はどうですか？」
『…とっても、とっっっても！美味しいです！僕、初めてこんな美味しいもの食べました！』
黒霧「そうですか！おかわりもありますよ？」
『た、食べます！』
死柄木さんは、ずっと僕のことを見て笑ってくれてた。
黒霧さんの作ったハンバーグはとってもおいしくって、僕は初めておかわりをした。
とっても楽しい食事だったけど、どうして二人が笑顔だったのかを僕は聞くのを忘れていた。
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ハイ、ウン、ソウデスネ(プロフ) - すごくおもしろいです！ただ一つ言うとしたら、夢主が女の子の場合ショタじゃなくて、ロリでわないでしょうか！ (2018年8月28日 11時) (
レス) id: efcd87fa57 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 夢主ちゃんが女の子ならショタではなくロリじゃ……？ (2017年10月3日 17時) (レス) id: 8d0a18cd40 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - 死柄木推しなので、すごく読んでて好みです。更新応援してます！ (2017年8月11日 16時) (レス) id: ed79109cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ビルムーン - すごく微笑ましかったです こういう感じの黒霧や死柄木君もいいなと思いました 続き頑張って下さい! (2017年8月9日 14時) (レス) id: 2b8df16404 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2017年7月19日 15時) (レス) id: 1928b1e146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カプリオン | 作成日時：2017年7月13日 21時
