ウラとおもて (ページ42)

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Aの熱愛がでた日からメンバー達は

心ここに在らずで練習に集中できない日々が続いている

そして、その間も一人で仕事が入っているAとは

会えないままで何も話せていない

そんな中、マネヒョンから社長室に行くように言われた

「失礼します」

社長室に入ると、Aが立っていて気まづそうにしている

「忙しい中悪いね」

そう話す社長はいつも通りだった

いつも通りじゃないのはA、ただ一人

「何となく察していると思うが、Aの熱愛の事だ」

「 Aに聞いたらプライベートでご飯に行っていたらしい」

その言葉にAの方に目線を向けると下を向いたまま

「ジョシュアくんもAも恋愛感情は無く、

先輩後輩としてのご飯だと言っていてね

向こうの事務所とはもう話したから

記者にもそう伝えようと思っているんだ」

社長は咳払いを一度して、椅子に座り直した

「だから決めたんだ、マネージャーと僕とAで」

「メンバー以外の異性との絡みを一切禁止とする」

「撮影は仕事に関わる事だから流石に無理があると思い、

連絡先交換、2人きりで話す、出掛ける

この3つを禁止にして異性の連絡先も先程全部消させた」

「流石にそれは… 」

Aの顔をみると悲しそうな顔をしていて

同情を感じたが、次の社長の言葉で全て消えた

「 Aはね、ジョシュアくんと身体の関係をもっていて

他にも何人かと同じように身体の関係をもっていたんだよ」

その言葉に、心臓が熱くなって破裂しそうなのを感じる

「これがバレたら会社に迷惑だと思わないかい？」

「今回はこれだけで済んで良かったよ、ははっ笑」

そう言って笑った社長の目は笑っていなくて背筋が凍った

「 Aも納得してくれて良かったよ

ちゃんとメンバーにも " 1から " 説明するんだよ」

『はい。』

この会話を最後に失礼しますそれだけ言って社長室を後にした

『ヒスンイオッパごめんなさい』

部屋をでてからずっと無言だった中、先に口を開いたのはAで

搾るように声を出すAに「大丈夫」それしか返せなかった

それより、外でも関係をもっていた事実に

驚き、悲しみ、嫉妬、独占欲

全ての悪い感情が全身に渦巻いていた

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