ウラとおもて (ページ21)

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｢ヌナいちご食べない？｣

リビングでテレビを見てると部屋からでてきたウォナ

『食べる～』

そう言うとウォナはキッチンへ向かった

『手伝うよ』

全部やらせるのは申し訳ないと思い、

洗ってくれたいちごのへたをとっていく

｢ヌナ｣

そう言われて横を向くと、口の中に広がる甘酸っぱい味

｢美味しい？｣

『うん、甘酸っぱくてちょうどいいよ』

満足そうに頷いたウォナ

いちごを洗い終わったウォナが、へたを取っている

私に食べてさせてくれている

『うぉなもちゃんと食べてる？』

返事がないうぉなの方をみると

口をぱんぱんにしていて安心した

へたも取り終わってキッチンの椅子に座りながら

食べていると

｢ヌナ、半分だけ食べて｣

そう言われ不思議に思いながら半分だけ食べる

ウォナが椅子の背もたれに手をついたと思ったら

『んっ、ん… 』

｢はぁっ、… もっと甘くなったでしょ？｣

深いキスが落とされた

『ちょっ、』

久しぶりのことで恥ずかしくなってしまう

｢ヌナの耳赤いよ？いちごみたい笑｣

そう言ったウォナはリップ音を立てながら耳にキスをした

『今日のうぉなっ、なんか、んんっ』

甘い…

そう言おうとした瞬間降ってくるキス

｢っ、ぬなかわいい笑｣

キュンとしてしまった

『うぉな、誰か来たら… 』

｢恥ずかしいの？｣

悪戯ぽく笑ううぉなの手はすでに服の下にある

私の素肌に触れていた

『あっ … うぉな、』

大切なものを扱うように優しく、

優しく

丁寧に触れる手

触れていた手が退かされもどかしく感じていると、

いちごを口に含みキスをされる

最初に食べた時より、酸っぱさなんかなくて

甘くて、甘すぎるくらいだった

癖になってしまうこの甘さ

『うぉなっ、もうむりイっちゃ… 』

｢ぬなっ、いっしょに｣

キスをしながら同時に果てる

余っていたいちごを食べていると

｢何食べてるの～？｣

そう言ってキッチンにきたソヌが叫んだ

｢ヤー！！それぼくの！！！！｣

ウォナは知っていて食べたらしく、

ソヌに怒られていた

そんな二人を横目にシャワーへ向かった

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