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りょう side
「まって、あれは本当の言葉じゃないの
あれは、夏祭りのマジック的な?
なんかそれにあやかって彼氏できるかなって
思った…だけ…で…」
最後まで言ったAの顔を見ることはできない
なんでって、そりゃそうだろ
少し、傷ついた自分の心がじわじわと冷たくなるような
そんな感覚、久しぶりだった
初恋だった、と打ち明けたところで
俺とAの距離がどうなるわけでもない
そんな事くらい自分が1番わかってる
けどこれで、吹っ切れられるような気がした
13年前の俺の初恋の赤い糸は
色を失くし、
プツリと切れた
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作者名:ブタ、! | 作成日時:2017年9月30日 7時