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▼ 少しだけ ページ44
りょう side
小さい頃、俺はAが好きだった
俺の初恋の人
あの頃、Aが俺をどう思っていたのか
わからない。でも
同じ気持ちだったんじゃないかって
もしかしたらって思ってた。
だからあの日
Aの口から放たれた
好き
といえ言葉が重くのしかかった。
嬉しかった。ただ素直に
あのまま抱きしめてしまいたかった
あの一瞬で昔の気持ちが蘇り
Aの
笑った顔を、泣いた顔を、怒る顔を
全部、全部思い出した。
高校生になった今も、Aはあの時のままで
今すぐにでも、と思っていた
けど、ただずっと、消えない針のように
心に刺さったままのあの針を
俺はいつ、抜くことができるのか
それができるまで、Aとは向き合えない
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作者名:ブタ、! | 作成日時:2017年9月30日 7時