届け、私の赤い糸 【名前変更オリジナル】

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目は合うけど話せない

そんな日々が続いて
あっという間に夏休みは終わってしまった



遊びも恋もきちんとせず
ただ勉強と部活をした夏休みが終わった


夢みてた高校生活は意外と
普通なんだと痛感した



「おはよ！」

教室に入ると、昨日も見た顔が目の前に現れた

『おはよ、那奈』


夏休み、私の家よりも
那奈の家の方が学校から近いから
部活帰りに必ずと言っていいほど寄っていた


そしてこの子も必ず家にいて、
それが良いのか悪いのか分からないけど
色々と助かった


「ねねね、Aさ、
山田くんとなんかあった？」

『ん？なんで？』


「いや、ね、気になっただけ！」

それだけ告げて
那奈はどこかへ行ってしまった

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