ありがとう、皆。【弱虫ペダル】 (ページ2)

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え…？ページ2

目が覚めた…

朝か…

今日も学校かぁ。

シャワーを浴びて、着替えて、気がつけばもう家を出る時間。

忘れ物がないことを確認して、家を出た。

…と、ここまでが数分前の話。

えっと…これ夢？

今の状況で私に説明できることと言えば、真波くんに抱き付かれているんですけど…

うん。すごく可愛い。←

じゃないよ！何だよ！どういうことだよ！

『あの…』

真波「ん？」

うぉぉぉぉぉぉ！イケボが耳もとで聞こえ(
おっと危ない。逝くところだった。

『えっと…あのさ…』

真波「どしたの？」

何て事だ！あざとすぎるぞ…

『質問して良い？』

真波「うん！」

ヤバイ…マジでイケボ…

『どうして真波くんがここにいるんでしょうか？そしてどうして抱き締められているのでしょうかというかイケボ耳もとで聞こえるんですが真波くんは天使ですか？天使でしたね知ってました』

真波「えっとね…俺がここにいるのは当たり前。Aちゃんがこっちの世界に来た感じ。」

『うん。まずそこから全く理解できない。』

真波「ん～…簡単に言うと、俺が君をトリップさせたんだ♪」

ちょっと待て…

可愛すぎかよ!!←←←

♪とか！めっちゃニコニコしてるんですけど！

ヤッバイ、いくらでも話せるわこれ。

『…』

真波「…」ニコニコ

『いやいやおかしい！』

トリップ？トリップって言ったよね？この目の前の天使。

『トリップって…どうやって？』

真波「Aちゃんが向こうの世界で物凄く辛そうだったから、来てくれないかな～って願ったら来てくれた。」

んん？
色々可笑しくないか？
どうして私の事を知っているんだろう？
こっちの世界では願えばトリップさせる事ができ

真波「抱き締めてるのは、Aちゃんが物凄く可愛かったから。」

あ、もうどうでも良いや。(真顔)

真波くんに気に入ってもらえたとか、これ以上の幸せはないわ…

真波「じゃ、学校行こうか？」

あ、

『もしかして…学校って…』

真波「うん！箱根学園だよ！」

さっき以上の幸せ、まだありました。

『でも受験とかは？』

真波「大丈夫！もう受かってることにはなってるから！」

『ええっ？！』

真波「細かい事は良いよー？行こ？」

何気無く差し出される手。

その手をそっと握ると、きゅっと握り返された。

ぁぁぁぁぁ～！！

あざといのか確信犯なのか分からない…

私のトリップ生活は何だか波乱の予感…

何て言う風に次のページに逃げられるかぁ～！？←

真波くんが目の前にいるんだよ？

尋常じゃないくらい緊張してるんですけど…

大丈夫かな…？