第五人格してみたされてみた2！

あなたが彼を庇ってみた2 ページ41

囚人
「・・・電流とは便利なもので、弱点を知っていれば、当てるだけですぐに人を殺すことが出来る。痛みなんて感じない速度で、全てが停止するのさ。私は、君を死なせたくない。だが、君が痛みに耐えているのを見るのは、もっと嫌なんだ。」
マシンガンを首に当てる。呆気なく、愛しい人は命を閉じた。さっきまで、どうしてあんなに冷静だったんだ？嗚咽が漏れて、気付いてしまった。私は、何も伝えていなかった。どうして、手を握ってやらなかった！どうして、涙を拭わなかったんだ・・！

墓守
「お前は、残酷だよな・・笑顔で生きろと言った割には、お前は死んでしまった。僕がお前無しでは生きられない事を知っていた癖に。お前が土の下に入ったとき、胸がどうしようもなく痛くなった。まだ生きているって心のどこかでは信じていたから、そんなことしたら死んでしまうじゃないか、と思ったんだ。可笑しいよな。・・・本当・・可笑しいよなぁ・・・」
お前を逆恨みして、幻想に縋っている僕が一番滑稽な事くらい分かっているんだ。だから、教えてくれよ、A。僕は、生き方を忘れてしまったんだ。

ポストマン
「久しぶり・・元気してた？最近やっと、試合に出られるようになってきたんだ・・皆、こんなにも優しくて、温かい人達だったんだな・・君のお陰で、それに気付けたんだ・・ありがとう。・・僕、最近少し喋れるようになったんだ・・成長、したのかな・・だったら、嬉しいな・・・また君に会うときは、もっと成長してるから、楽しみに待っていてね・・」
あなたがあっちに行ってから、半年が経ちました。悲しいのか成長なのか、あなたが死ぬ直前の記憶より、楽しかった時の記憶の方が鮮明に思い出せるのです。この手紙が、声が、届いていないかも知れません。けれど、絶対に、届かせてみせます。何故なら、僕はポストマンですから！

画家
「な、んで・・いつも・・君は・・・僕に心配ばっかりさせて・・それなのに・・最後には僕より先に死ぬんだ・・信じられない・・・おかしいよ・・君が好きなんだよ・・愛しているんだよぉ・・・だから生きてくれよ・・・これ以上、僕を一人にしないでよ・・・」
いつも厳しくて、我が儘ばっかり。それなのに寂しがり屋で、甘えん坊で、どこか頼りになって、優しい所がある。ちょっと泣き虫で、結構怒りん坊。そんな彼が、私は大好きなんだ。


あ、心眼ちゃんは前書いたので・・・ね？
(文字数ヤバくて書けなかった言い訳)

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