私たちの不仲説

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「チケット拝見しまーす」

お姉さんにチケットを見せて中へとはいっていく。
平日の昼間っていうのもあってもともと人が少ないし親子連れが多かった。これならバレないかも


松「何から見る？」
「やっぱりペンギンかな？ってその子どうしたの？」
松「え、…おぉ！」


北斗の服の袖を掴む小さい女の子
3.4歳かな


「まさか…北斗」
松「んなわけねぇだろ」
「だよね。お母さんかお父さんは何処かな？」


「ﾋｯｸ…分かんない、」

「じゃあお姉ちゃんと一緒に探しに行こっか」


うん。と小さく頷く女の子の手を握ってお母さんを探しに行く


「北斗も手繋いであげて」
松「は、はい」
「まだお名前聞いてなかったなぁ」

「あかりっていうの。」
「あかりちゃんか可愛い名前だね」

「お母さん探しながらお魚さんも見よっか！」

松「早く迷子センターに連れていった方が」
「迷子センターの方がきっと心細いよ」

「あかりペンギンさん見たい!!」
「よし！行こ！」

北斗と私の真ん中にいるあかりちゃんに引っ張られるようにしてペンギンの所に向かった



「あ！居た！！」


ペンギンを見つけたのか2人の手を離してかけて行ってしまった

「あかりちゃん！転ばないようにね！」

そしてあかりちゃんの後を追う




松「昔のA見てるみたいだな…笑」



「なんか言った？？ 早く！こっち！」
「お兄ちゃーんこっち！」



いつも間にかあかりちゃんの顔には笑顔が戻っていた


松「子供2人の面倒みてるみたいだな」

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