私たちの不仲説

4 ページ4

さっきの撮影は、高地と慎太郎が変わってくれたけど最後の撮影はAと一緒になった。

「じゃあAちゃんと北斗くんお願いしまーす！」

2人でカメラの前に立つ
いつもなら撮り終わったメンバーは楽屋に帰るのに、全員揃って俺達のことを見守ってる


「心配し過ぎ笑」
松「あいつら..」

「今日のイメージはセクシーな色気たっぷ りな感じね！！」

「はーい！」
松 「了解です」



よし、と気合を入れたら視界がぐるっと回って目の前には天井とAの顔がある



松「っ、！」
「びっくりした？？」


こういうのは男がリードするもんだろ
余裕持て余してて、調子狂う。
しかも見てるあいつらは 「おぉー！」なんて言いながら見てる


「そうゆうパターンもいいねぇ！」


カメラマンもその気なってるし


松 「こうゆうのは男がリードするもんなの」
「、ビックリした..」


腕を引いて俺が上になる
けど、カメラマンが少し手こずってて
次の撮影がなかなか始まらない


「..」
松「..」



すごく微妙な空気が流れる




田 「ちょ、やばくない？」
京 「なんかこっちが手汗かいてきたよ」



カメラマンからもうすぐだから少し待っててと言われ、この体制で目を合わせられないまま時間が過ぎてく


「なんか、ごめん」
松「え？」


なんかAからの視線は感じるなと思ってたら突然の「ごめん」って、驚いて顔を見ると目線があう


松「なんか、俺が悪いことしたみたいじゃん」
「さっきのやつ、怒ってるかと思って」
松「別に怒ってねーよ」



田 「あの二人なんか喋ってない？？」
森 「樹は心配し過ぎ笑」


「ごめんごめん！撮影始めるね！」


カメラマンの声で撮影が再開して、その会話も終わった




そんな俺たちの関係が大きく変わる事になる

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す