【ヒロアカ】暗殺者が転生してヴィランになる話 4【男主】 (ページ3)

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No side

「ボス、あいつらはただの子供じゃありません！
雄英高校ヒーロー科と経営科...ヒーロー予備軍です！！

そして途中から合流したと思われるこの男、皇グループ御曹司の皇Aです！ヒーロー免許は持っているようですがヒーロー活動経験が少ないためそこまで危険はなさそうです。さらに経営科のガキはこいつの弟ですぜ」

管制室ではAたちのパーソナルデータがモニターに写し出されていた。

レセプション会場にいるヴィラングループのボスはそれを聞いて焦るどころか意気揚々としていた。

「あの(・・)皇グループ御曹司の兄弟か。そいつらを捕らえたら身代金はいくらになるか...。まあいい。80階の警備マシンは稼働させたな？」

「はい」

「なら100階から130階までの隔壁を全て上げろ」

「え？」

「皇グループの跡取り兄弟を捕えろ。最優先でだ。裏で売れば金になる」

「了解」

「(日本の公安と繋がりがあるという噂の大企業、皇サポート会社...もし噂が事実ならば、ヒーロー免許所持の兄の方が公安と繋がっているはず...)

裏に売る前に日本の情報を吐かせて例のブツで大暴れってのもいいなァ...」

ヴィラングループのボスは、スマホに送られてきた皇Aのパーソナルデータを見ながらそう呟き、不敵の笑みを浮かべたのだった。

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