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1200年前と変わらない廉がそこにいる。
私はこの瞬間を待っていたんだ…
でも、そんな感動も一瞬だった。
女の子たちを避けるためか、廉は私と大吾がいる前の方の扉から出てきた。
廉は…そのまま横を通った。
私たちには見向きもせずに。
「え………」
大「?………」
まさか…覚えてないの?
『また会える』って言ったのは廉だよ。
なのに…覚えてないの?
呆然とする私たち。そこに
麗「れーん!帰ろー!」
廉「麗美!おん。帰ろか」
やめて……廉の声で、他の子の名前を呼ばないでよ。
私の想いをよそに、手をつないで帰る二人。
「…………」
大「A様……」
こんなんじゃ
こんなんだったら…
いっそ、会いたくなかった。
会わないまま、ずっと廉を想っていたかったよ…
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作者名:L | 作成日時:2015年7月25日 23時