18 回想 ページ19
つぎの日の朝。
「んー…ふぁ〜」
あの後来てくれた大吾と流星のおかげであんだけ濡れてたけど風邪を引かずにすんだみたい。
眠いけど…とりあえず部屋着に着替えた。
そして、朝ごはん何かなーなんて考えていると
流「A様!!」
「っ!流星。」
流星が部屋に飛び込んで来た。
なんだかすごく慌てた様子だけど、何かあったのかな?
「流星、どうしたの?」
流「はぁ、はぁ…廉君が…倒れて…」
「え…」
流「熱が、高くて…」
「っ…」
流「A様!」
私は部屋を飛び出した。
私のせいだ。私が池に落ちたりしたから、廉は…
「廉!」
大「A様!」
廉の部屋には辛そうな廉とその廉を看病している大吾がいた。
「大吾。廉は…」
大「風邪だと思うんですが…熱が高くて…」
大吾も心配そうな顔でそう言った。
「帝様と皇后様は…」
大「地方に出向いてらっしゃいます。」
「そんな…」
帝様がいなきゃどうしたらいいかわかんないよ。
廉「ん…はぁ…はぁ…」
「廉…」
このまま、廉が居なくなったら…
大「A様…」
廉を…失いたくない。
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作者名:L | 作成日時:2015年7月25日 23時