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13 回想 ページ14
「こんにちは、今日からお世話になります。大八木Aです。」
大「お待ちしてました、A様。」
流「おまちしてました。」
宮殿に来た私を出迎えてくれたのが大吾と流星だった。
大「廉様がお待ちしてます。どうぞこちらへ。」
そう通されたのは、立派なはなれ。
「ここですか？」
大「はい。お入り下さい。」
恐る恐る戸を開く。
「失礼します……」
廉「なんや、お前か。」
中にいた廉は最高に機嫌が悪そうで、ちょっとイラついた。
大吾と流星はいつの間にか居なくなってて。
二人っきり。
廉「なんでお前なんや。俺嫌なんやけど」
そんなこと言われたらこっちもカッチーンくるよ。
「私もあなた嫌です。」
廉「はぁ？お前誰に口きいとんねん。俺東宮やぞ」
「関係ありません。嫌なもんは嫌なんです。」
廉「じゃあなんで来たんや！」
「帝様の命です！仕方ないじゃないですか！」
廉「父上…やりやがったな…」
あの時の私は世界で一番廉が嫌いだった。
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作者名：L | 作成日時：2015年7月25日 23時
