時恋 ~since 1200 years ago~

12 回想 ページ13

父「良かったぞ、A」





「なに言ってるの、お父様。東宮様すごい睨んでたし。嫌われたでしょ」






一生懸命父に言い聞かせる。







父「いや、帝殿がな。お前のことを気に入られたようで、是非嫁いでもらいたいとおっしゃってたんだ。」








「え…なんで…」






父の意外な言葉にそれしか言えなくて








父「まぁ、帝殿の命だ。明日から宮殿に行け。」





「そんな……」





行きたくはなかったけど、父の言うことは絶対だったから





私は宮殿に行くことにした。

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