Beauty and the Beast ～鳥～ (ページ4)

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雉鳩ーRen.Nーページ4

大「カエルムー」

廉「ちょっと待ってって！」

今日は何故か学校から帰ろうとしていたら校門に大吾がおって、一緒に帰ってる。

しかも、俺を迎えに来たらしいけど…俺を置いて走るし…

コイツ二十歳には見えない…

でも、あの日の傷はすっかり治って傷跡も残らなかったから良かったわ。

大「でも、良かったなぁ。カエルム、大学決まって」

そう、俺は何とか大学に受かった。ちょっとやばかったんやけど…

廉「………なぁ、なんでアウランは大学行かへんかったん？………受けてたら受かってたんやろ？なんで？」

大吾は受験ギリギリで進学を諦めた。

大「まぁ、進学よりもみんなと居る時間を大事にしたかってん。今は今しかないやろ？」

廉「まぁ…せやけど…」

大吾が大学に行かへんかったのはみんなの、俺と流星のためやないの？

ロセウスが居なくなったから…ちゃうの？

大「そういや正門覚えてる？院で一緒やった…」

廉「あぁ、覚えてんで。」

大「こないだ院に呼ばれた時な…」

また話逸らされてもうた…

大吾は、何でも背負ってまうからな…いつも隣にいる俺が気づいてやらんとあかんねん。

俺たちはお互いが必要やから。