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64 廉side ページ15

異様な空気の中で麗美を家に送り、俺も家に帰る。








ほんまにおかしい。









急に梨が好きかとか、魚が嫌いかとか…









わけわからへん。








急になんなんや？









『廉！』









頭に響く声。









これは…この声は…









麗美じゃない。









昔どこかで聞いた声。









ちっちゃい時から麗美の声やと思ってたけど、今ならわかる









あれは麗美やないんや









じゃあ、誰？









思い出したくても頭にスモークがかかったみたいにぼんやりしてて思い出せへん。

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作者名：L | 作成日時：2016年1月18日 21時

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