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62 麗美side ページ13
麗「ねぇ…廉？」
みんなと別れて廉と歩く帰り道。
廉「ん？なに？」
隣を歩く廉に聞きたいことがあった。
麗「廉ってさ…梨、好きなの？」
恐る恐る聞く。お願い、違うって言って…
廉「え？おん。好物やもん。麗美知らんかったっけ？俺ちっちゃい頃から好きやけど？」
体から力が抜けそうになる。でも…どこかやっぱりなって気もしていた。
麗「魚は？嫌い？」
廉「おん。まぁ…食えって言われたら食べるけど…できる限り食べたくは無いな。昔からなーんかダメやねん。魚。」
なんで？なんで？あの子が知ってるの？
あの子は廉を知ってるの？
私よりもずっと…
廉「麗美！行くで！！」
気がつくと廉はもう歩き出していて、少し行ったところで振り返り、私を呼んでいた。
麗「廉！」
廉「わっ！麗美…んっ…」
廉の元に走りより、そのままキスする。
麗「…一緒にいて…」
廉「麗美？」
なんの根拠もない。けど…だけど…なんとなく…
廉がAちゃんの元に行ってしまう…
そんな気がしたの…
大好きだよ、廉…
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作者名：L | 作成日時：2016年1月18日 21時
