月と絆と正義と夜と Ⅱ (ページ5)

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アルスとルフィページ5

ある部屋

二人はセレーネとハンコックの邪魔をしないために違う部屋に来ていた

「．．」

「お前、何でセレーネを奪ったんだ」

「．．」

ルフィが真剣な顔をして聞く

「．．あのままでいたら確実に捕まっていた」

「．」

正論だった

ルフィは顔を歪める

〝全員！！逃げることだけ考えろ！！〟

〝今の俺達じゃ、こいつらには敵わねぇ！！〟

〝仲間一人も．．．救えない．．〟

「お前、本当になんも覚えてねぇんだな」

「．．？」

アルスの言葉にルフィは首をかしげる

「どういう事だ？」

「．．セレーネの事だよ」

「．．」

〝セレーネ〟と聞いてルフィは言葉を失う

「．．わかんねぇ。なんか、初めて会った気がしねぇんだよな。目玉を見た時も全然驚かねぇし」

「．．」

アルスはそれを聞いてどこかで確信する

〝こいつ、まだ少し記憶の名残が残ってる〟と

「そうか。なら、大丈夫だ」

「？」

それを聞いて安心したアルスはフゥッと息を吐く

「でな、セレーネは本気で怒らせないほうがいいぞ。」

「？なんでだ？」

ルフィは首をかしげる

「ヤバいんだよ。この前なんてな、俺があいつのプリンを食べただけなのにあいつなんかハンマーぶん投げてきt「アルス〝くん〟？」」

「」ｿﾞｸｯΣ(･∀･|||)

二人はその声を聞いて背筋を凍らせる

扉の所に、セレーネが笑顔で仁王立ちしていた

「ん？今なんて言ったかなぁ？」

「あー、ちょっと寒気がするなー風邪ひいたみたいだから僕は一旦別の部屋をd「はーい。行かせないよー♪」」

逃げようとするアルスの手首を掴み、笑顔でアルスに言う

「ｱｰｶｾﾞﾋｲﾀﾐﾀｲﾀﾞｶﾗﾁｮｯﾄﾔｽﾐﾀｲｶﾗｿﾉﾃｦﾊﾅｼﾃﾜﾀｼｦｽﾐﾔｶﾆｶｲﾎｳｼﾃｸﾀﾞｻI「はい。ちょっとこっちに来てねー」」

「」

その光景を見せられてルフィはただただ固まるしかなかった