月と絆と正義と夜と Ⅱ (ページ12)

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叫びページ12

「ムーンライト・シュトラール(月光光線)！！」

セレーネは光線で海兵をなぎ倒す

「っ！邪魔だ！！」

「ぐっ！？」

ルフィも海兵を殴り倒す

そこに、大量のゾンビ達と共に七武海の一人、ゲッコー・モリアが現れる

「キシシシシ！！ここは戦場。死人は腐るほどある！！さぁ、行けゾンビ兵共！！麦わら達を殺れ！！」

「モリア！！．．厄介な奴がいるな．．」

「ふふ、ルフィ！先に行って。私が道を作るわ。ルーチェ・ストラーダ(光の道)」

セレーネが唱えると、一つの道がルフィの前に現れる

「おお！！スゲェ！！」

ルフィはそれを見て目を輝かせる

「ふふふ。じゃあ先に行っててね？」

セレーネはにこりと笑うと、モリアを見る

「キシシシシ！！お前の影をよこせぇ！！」

モリアはハサミを持ってセレーネに飛びかかる

シュンッ

すると、セレーネの影が消える

「！？影が消えた！？」

「サンシャイン・フラッシュ(太陽閃光)」

光の粒子がモリアに向かって放たれる

「！？．．何だこれ．．」

「フレイム(発火)！！」

セレーネが手のひらを握ると、光の粒子に一つ一つに火がつく

「！！ギャアァァァァ！！！」

モリアはその場でのたうち回る

「ふふふふ．．わかったら二度と邪魔なんてしないでね？」

セレーネはモリアにニコリと笑うと、ルフィを追いかけた

すると．．

「来るな！ルフィ！！セレーネ！！」

エースの叫びが木霊する

「．！？」

セレーネとルフィはエースを見る

「わかっているハズだぞ！！俺もお前もセレーネも海賊なんだ！！思うがままに海を進んだハズだ！！」

「．．．」

「俺には俺の冒険がある！！俺には俺の家族(仲間)がいる！！お前達に立ち入られる筋合いはねぇ！！」

「．．．！！」

「お前達みてぇな奴等が！俺を助けに来るなんてそれを俺が許すとでも思ってんのか！！？こんな屈辱はねぇ！！
帰れよルフィ！セレーネ！！なぜ来たんだ！」

エースの叫びが戦場に響いた

「俺は．．．弟だ！！！！」

ビリィッ

空気が振動するのがわかる

「．．．エース！！」

セレーネはエースに真剣の眼差しを向ける

「勝手に死なないでよね！！約束だよ！！」

「．．」

ニッとエースに笑いかける

「海賊のルールなんて俺は知らねぇ！！」

「わからず屋が．．．」

「好きなだけなんとでも言え！！俺は死んでも助けるぞぉーーー！！」

ルフィの声が、空気を震わせた