七十六時間目 ページ6
「はぁ？祭りぃ？」
「殺せんせー、なんでいきなりそんなこと？」
カルマの家では、Aとカルマが
一緒に遊んでいた。
「今日思いたって！クラスのみんなに声掛けてます！用事で断る人が意外と多くて傷ついてます。」
「つか殺せんせー不法侵入で通報されるよ。
あ、ちなみに俺は行く。」
「俺もいいよ。どーせダラダラ暇だったし。」
こうして、二人も夏祭りに参加することとなった。
「Aくん。烏間先生はどうでしょう？
よければ誘っておいてくれませんかねぇ」
「殺せんせーどんまい。惟臣先生は会議だ」
「そうですか、それでは後ほど。
ヌルフフフフフ」
殺せんせーはまたどこかへ飛んでいってしまった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「うわ〜人混みすごっ」
Aが一人呟いていると、
後から渚の声がした。
「Aくんも来てたんだ。」
「よっ。渚」
「浴衣で来たんだ〜似合ってるね！」
「ありがと茅野。ところで殺せんせーは？」
「月末いつも金欠だから…夜店やってる」
「ほんとだ。あ、いいこと思いついた」
Aが少し薄笑いしながら
ナイフを取り出す。
「殺せんせー、こんにちわ。」
そう言ってナイフを殺せんせーへと突き出す。
「にゅやっ！？何するんですかAくん！
分身がぶれてしまうでしょう！」
「国家機密がこんな所に来んのが悪い。」
「そんな理不尽な！」
渚と茅野はそれを見ながら苦笑いをしていた。
「スラリと伸びる細い足…」
一方岡島は女子をカメラに抑えていた。
「むさくるしい男と違う腰のライン…」
下からカメラを上へとあげながら言う。
「そしてうなじ！」
顔がだんだん緩む。
「最後に可愛い…って」
岡島はカメラから目を離す。
「お前かよ！A！」
顔を見れば、それは女子ではなくAだった。
「は？なにが？」
「くっそ〜…俺の目が腐る！」
「あっはっは。喧嘩売ってんのか？」
Aは今にでも殴りかかりそうだ。
「Aくん。」
「渚？どうした。」
「花火始まるよ！」
茅野が渚の横から顔を出して言う。
ちょっとその時、夜空一面に綺麗な花火が
打ち上げられた。
「綺麗だな。」
Aは一人そう言って写真を撮る。
「惟臣にも見せとかないとな。」
こうして、夏祭りの幕は閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
manimani(プロフ) - 匿名さん» 本当ですか！？ありがとうございます！応援ありがとうございますw (2018年3月30日 18時) (
レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - イメ画を描かせていただきました！良かったら見てください！http://img.u.nosv.org/item/guest/1522402151応援してます！ (2018年3月30日 18時) (レス) id: 426a9efd3f (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ララさん» 本っ当にありがとうございます！私は溜めて更新する派なので少し遅くなるかもしれませんが、頑張ります。 (2018年3月25日 15時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
ララ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2018年3月24日 23時) (レス) id: af65331ae1 (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ハルハルさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：manimani | 作者ホームページ：http://sazanami
作成日時：2018年2月20日 22時
