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八十九時間目 ページ23

「お待たせ致しました…」



店員が来たおかげでカルマのフォークは
喉元を離れる。



「それで?どうしてこの学校に来たの?」



「その話まだ続くのかよ…。俺は別に大した理由はない。本当にここに転校してきただけだ。」



「ふーん。Aってば結構口硬いんだね。」



「カルマからの俺のイメージどうなってんだ。」



その後会話は続き、最終的には店を出てそのまま分かれることとなった。



「じゃあ。」



「また明日」



Aは、これから先こんな風に質問されたらどうするべきかを考える。



「実は、転校初日寝てました。
…いや、実は転校初日事件に巻き込まれて…」



「独り言が多い。」



Aが一人で喋っていると烏間が話しかけてきた。



「その声は惟臣!」



「仕事が早く終わったから帰ろうとしてみれば
お前はまだ帰ってなかったのか。」



「良いんだよ。俺成人してんだから
少しくらいいいでしょ?」



「中身はな。」



そんな会話をしながら二人は帰り道を歩く。



「惟臣、前に俺が死んだ理由知ってるって言ってたよな。」



「あぁ。」



Aの声色が変わる。




「ご名答。知ってるよ死んだ理由」



「お前は、どうして隠した?」



「そりゃあ、謎が多くてかっこいいから。」



「お前はそういう奴だったな。」



烏間が呆れ顔で言う。



「それに、死んだ理由なんて最初から存在しないんだし、惟臣はそこまでわかってる?」



「存在しない?」



烏間が足を止める、Aはその前を歩き続ける。



「俺………死んでないから。」



烏間の時は、一瞬止まったように感じた。




「どう言うっ…!」




「それはまだ言えない。惟臣が気付くまでは
俺も口出ししない。俺の死因知りたかったら
さっさと気付けよ。相棒!」



笑顔なのは変わらない。
これをカッコいいからという程の冗談も言えている。決しておかしな点はない。
なのに烏間には、違いがわかる。









その時のAは、焦っているように見えた。

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manimani(プロフ) - 匿名さん» 本当ですか!?ありがとうございます!応援ありがとうございますw (2018年3月30日 18時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - イメ画を描かせていただきました!良かったら見てください!http://img.u.nosv.org/item/guest/1522402151応援してます! (2018年3月30日 18時) (レス) id: 426a9efd3f (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ララさん» 本っ当にありがとうございます!私は溜めて更新する派なので少し遅くなるかもしれませんが、頑張ります。 (2018年3月25日 15時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
ララ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい! (2018年3月24日 23時) (レス) id: af65331ae1 (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ハルハルさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年3月24日 8時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manimani | 作者ホームページ:http://sazanami  
作成日時:2018年2月20日 22時

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