【暗殺教室】烏間の同僚は若返った３【男主】

八十一時間目 ページ11

「体も頭脳もそこそこ大人の名探偵参上！」




「やってることはフリーランニング使った住居侵入だけどね…」



「おい、A起きろよ。こんな所で寝るな！」



寺坂がAをたたき起こす。




「いった！今日なんか俺叩かれすぎじゃない？
身長縮むだろこの野郎」



「んで不破よぉ。犯人は次にこの建物に来るって分かるんだよ？」




不破が得意そうに説明する。



「この2週間、巨乳ばかりを集めたアイドルグループが練習してるって…」



「はい。犯人の傾向から考えると、ここが狙われる確率99.78%」



「しかも！明日が合宿最終日！真犯人がこの極上の獲物を見逃すはずがない！」



そう話していると、草陰から殺せんせーらしき
生物がブラを狙っていた。



「なんだ。先生も真犯人を追って？」



「どう見ても盗む側の格好だな。」



「おーい殺せん…むぐっ」



手を振って殺せんせーを呼ぼうとするA
の口を抑える。



「お前は黙ってろ！」



殺せんせーは犯人にしか見えなかった。



「ねぇ、あっち。」



「誰かきた！」



「黄色い頭の大男！」



黄色いヘルメットらしきものを被った人間が
次々とブラを盗んでいく。




「あの身のこなし…まさか…！」



「Aくん！？」



Aが走って男へ駆け寄る。
だが、その前に殺せんせーが男の身柄を
拘束していた。



「捕まえた！よくも 私に化けて羨ましい真似してくれましたね！隅から隅まで手入れしてあげます！」



「なんか…犯人より危ないことしてるみたい…」



「さぁ！顔を見せなさい！偽物め！」



そう言ってヘルメットを外す。



「あ、あの人確か烏間先生の部下の…」



「…やっぱりか。」



Aは妙に烏間と動きが似ていると思っていたが、
烏間の部下だったからだ。



「…っ！殺せんせー！その場から離れろ！」




「Aくん！」



次の瞬間、殺せんせーとAの周りを対殺せんせーシートで覆われた。




「おや、一人邪魔者が入ってしまったようだね。
まぁいい…好都合だ」



「Aくん、今外にだしま…」



「さぁ殺せんせー。
最後のデスマッチを始めようか。」



殺せんせーが言い終わる前にシロが指を鳴らす。
その音と同時にイトナが頭上から出てきた。



「殺せんせー…お前は俺より…」









「弱い。」

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